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第4回チャンピオンofチャンピオン小説バトル Entry6
激辛篇 最前から母親が訴えている水を、水を、という弱々しい声は、虚しく宙へ消えていくばかりである。テーブルにおかれた一杯のかけそばのそのだし汁は、唐辛子の赤に禍々しく歪んでいる。二人の息子はその立ち上る赤い湯気に目も耳も鼻も口も犯され、小さな頭をテーブルに突っ伏し、少しずつ冷たくなろうとしていた。 水を。水を。その弱々しい声に、誰も答えようとはしない。 窓の外で雪はいよいよ降り積もろうとしている。猿のかけそば ついに俺は猿達から逃れ、自由へと走り出した。ぼろぼろの衣服。汚れた身体。まったく酷い格好だと自分でも思う。だが銃もある。食料もある。そして腕の中には、俺が助け出した女がいる。(悪く無い) 人が愛する者と生きていくのにはそう悪くは無い。これで充分だ。 そう思った時だった。「ああっ!」「どうした」 女が指さしたモノ。それは。「……なんてことだ」 崩れ落ちた瓦礫の山。その真ん中に、静かに横たわる巨人像。 自由の女神。「なんてことだ……。ここは、ここはかけそばだったのだ!」ティファニーでかけそばを おいしいねー、とかけそばすすってオードリー大はしゃぎ。運命の恋篇「かけそばおまちー、あー!」 がしゃあん。「ああすんません、今すぐ拭きますので」 お店のお兄さんは慌ててテーブルの上を拭こうとした。 丸い目をした優しそうなお兄さんだった。「ゾウに似てるね、このお兄さん」。妹が僕に小さく耳打ちする。「大丈夫ですよ」 そう言ってお母さんは雑巾を取ろうとした。そしてお兄さんも。「あ」「あ」 お母さんとお兄さんの手が、触れた。 赤くなったお母さんの表情は、僕には普段の何倍も綺麗に見えた。シド&かけそば 全くあの女ときたらヤク中で、ブスで、ヒステリックに俺に喚くしか脳がねえ。 何も出来ねえ。何も考えてねえ。あの女は考えるなんてこと、できねえ女だ。だから、だからだから。 ああ、だからどうしようも無く、どうしようも無く好きなんだ。畜生。畜生、好きなんだ。 シドは私にそんな風に慌ただしくまくしたてると、かけそばをかきこんで出て行った。待ってろ、いま会いに行くぜ。彼は叫び、走り出す。 彼が逮捕される前の日の出来事である。一杯の枕草子春はあけぼのやうやう白くなりゆくかけそばはかけそば記念日かけそばが良いねと君が言ったから3月6日はサラダ記念日(評)二人の仲の悪さが切なく表されていてモダンですね。
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