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第11回チャンピオンofチャンピオンバトル詩人部門 Entry4
かみさま って
ひらがなで書くのは反則だ
世界 ってやつをひっぱり出すのも
ルール違反ってことにしよう
そこから
おれたちはまず
書きはじめなくてはならない
雨上がりの
濡れたアスファルトに
教室から盗んできたチョークで
真っ白な線を一本引く
誰かのケータイのアラームを
スタートの銃声の代わりにして
おれたちは一斉に走り出す
ぶん殴るみたいに
両手をめちゃくちゃに振り回して
ふてくされたガキみたいに
両足をでたらめに蹴り上げて
おれたちは一斉に走り出す
スクランブル交差点のどまんなかに
ぽっかり開いた
バカでかい穴に向かって
正直
半分ぐらいは
もうどうでもいいって思ってる
残りの半分は
希望に似た気持ち
まとわりつく空気が重くて
吐き気がこみ上げてくると
おれたちの唇から
かみさま って言葉が
こぼれそうになる
そいつを必死で飲み込んで
目をつぶって飛び込む
スピードを落とすことなく
スクランブル交差点のどまんなかに
ぽっかり開いた
バカでかい穴に飛び込む
そんなふうにして
おれたちはまず
書きはじめなくてはならない
とりあえず
水を
探しに行こうぜ
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