| # | 題名 | 作者 |
|---|---|---|
| 1 | ポケットの中の地球 | ウナイ |
| 2 | 思い浮かべてみてください | れんこん |
| 3 | 風砂 | rain |
| 4 | 冬のカフェオレ | 阿部瑞穂 |
| 5 | 二人歩いてゆく | 高橋雄一郎 |
| 6 | ミジメ | 七威 |
| 7 | 変転する世界 | haworu |
| 8 | 青い鳥 | ショウ |
| 9 | 恋愛・詩人 | 佐伯維端 |
| 10 | 溺愛させてくれる君へ | 深谷 章 |
| 11 | 小さい光 | Dai |
| 12 | 闇夜の晩餐 | 黍盛 器 |
| 13 | ただそれだけ | Kaya |
| 14 | あたしの字 | 空条 遥 |
| 15 | 心模様 | 凛 |
| 16 | 答え | 有機機械 |
| 17 | 光 | あをね |
| 18 | 猫 | えみりぃ |
| 19 | メッセージ | ワタル |
| 20 | あなたの嘘 | COLDLIGHT |
| 21 | いのちがあるがぎり | Lapis |
| 22 | ウイルスの夜 | いとう |
| 23 | 道具箱 | 無造作紳士 |
| 24 | 歩いてゆく、こと | 陽太 |
| 25 | 葛藤 | Йロ |
| 26 | 明日への勇気 | 麻貴香音 |
| 27 | 午後3時 | hanako |
| 28 | あはは | 小松 知世 |
| 29 | サンタクロース | エリーゼ |
| 30 | ある朝 天気は曇り | 川井 津詠 |
| 31 | 5/31 | 左右田紗葵 |
| 32 | 音 | 木葉一刀(コバカズト) |
| 33 | 空白と、君へ | すけあき |
| 34 | 蜜柑 | 狭宮良 祇簾 |
| 35 | 地獄絵図 | 宮 秋 |
| 36 | (作者の要望により掲載終了しました) | |
| 37 | 海の記憶 | トモモ |
| 38 | やみのなかにいたあめのはなし | 茶封筒 |
| 39 | 渋谷ララバイ。 | マッドビースト |
| 40 | 天使と悪魔と人 | 三冬月 琢斗 |
| 41 | (作者の要望により掲載終了しました) | |
| 42 | おみやげ | 遠藤妙子 |
| 43 | 光の中に立つ者へ | 胡乱 |
| 44 | 花かんむり | 葉月みかQ |
| 45 | 二列の詩 | 羽田恭 |
| 46 | 道 | 氷月そら |
| 47 | ここで | 小日向あぐり |
| 48 | 首なし男 | 谷本みゆき |
| 49 | 君に忘れられたくないから | 林檎 |
| 50 | ある冬休みの日 | 白倉 美穂 |
| 51 | 2002 | asami n |
| 52 | 賀正謹賀新年あけましておめでとうございますA Happy NewYear | 春九千 |
| 53 | 河原にて | 空人 |
| 54 | レ・ミゼラブル | ぶるぶる☆どっぐちゃん |
僕の笑い顔は作りモノ
キラわれたくないの みんなに
誰からもいい奴だと思われたいの
楽しくなくてもニコニコ
僕を包むものはこの部屋
窓の外は太い道路
辿っていけば大きな地図
海に囲まれた僕の島
真っ暗な宇宙の中の 僕のいる星
きっと誰かのポケットの中
こんなにちっぽけな僕
何 悩んでんだろ
何 考えてんだよ
何 死にたくなってんだよ
そこに眠る子猫のように
まるくなった僕はセロファンの風船の中
まだまだ 何も知らない
土の中の幼虫
ベッドに もぐって 遠い朝を待ってる
暖かい春風が吹いて
ウソじゃなくて
ホントの僕が笑っていられる時を待ってる
正直 怖いよ
ねえ その“愛してる”はホント?
セロファンの中の僕は
全てを信じてしまいそうで
キミを抱きしめて眠った朝に
キミさえも“愛してる”ごと消えてしまいそうで
猫の言葉を勉強して
僕は猫になった夢を見た
自分勝手にあくびしてねた
まっ黒いハエが耳元をかすめた
廃品置場でみんなと走りまわってた
目がさめると人間だった
セロファンは少し消えそうだよ
キミが好きだよ
なんだかとても大事な気がする
このごろそんな気がする
だから 重くないかな
キミにバレると 重すぎて
投げ出されると困るから
また僕は違う僕を作って
キミに冷たく笑う
キミが僕をどうでもよく思う時は
いつ来るんだろう
僕の両手はキミの手を探して
油の湖の中でさまよう
大切に思う度 キミが遠く感じる
僕はみんなにキラわれるのはイヤだけど
キミにそう思われるのはもっとイヤ
なんだか なんだか
うまく回らない 全てが
キミがサヨナラといったらどうしたらいい
考えたこともない
セロファンを破って 追いかけようか
スタンドの灯りもまぶしくて
まだまだ空気は冷たく感じる
ちっぽけな僕は キミがとても大切
小さな 小さな
ポケットの中の 地球の上に眠ってる僕
音もなく、
人もなく、
このビニル傘にあたる
ばつん。
ばつん。
という音だけが、
ただ
ただ、
耳に心地よいのです
砂時計の秒針は
同じ速度と質量で
二人の間を流れ落ちた
なのに
(貴方は笑顔を美しくし 私は怒りに醜くなった)
溢れ出す貴方に
世界が振り向かないように
全てを私という底辺へ
注いでください
小さな硝子の内でこそ
砂は輝いていられるのです
星時計の影は
同じだけの年月をかけて
二人の周囲を廻ったのに
(あなたは寛容と慈悲を深め 私は不寛容な嫉妬ばかり覚えた)
振り向いた拍子に
世界を見つけたりしないよう
影の中心に立つ
私だけを見ていてください
どれほどの星が呼ぼうとも
( 私だけを )
わたくしだけ、を
閉じられた世界でこそ星は美しく輝くのです
牛乳あっためて
砂糖を山盛り3杯いれて
粉をとかしてカフェオレつくって
お揃いみたいなマグカップに入れた
飲んだら急に、外が暗くなった気がした
チャイムが鳴る
夕方でも夜みたいに暗い
ねえ
そういえばこんな時間、あなたと二人
あまり外を歩かなかったね
覚えてるのはどこか明るいお店の中で
思考が飛ぶ
そう、例えば何か渡したいものを買って
おみやげ持って
蒲団の中にいるあなたに会いたかった
私はコートを脱いで
手を洗って
冷たい手をあっためてから
蒲団にもぐりこむんだった。ただいま
ただいま
扉を開ける
青暗い部屋の中、電気をつける
私は牛乳あっためて
カフェオレつくって
胃の中に流し込んだ
砂糖は山盛り3杯、あまったるい
一人だよ、ひとり。
ふたりでいると、冷たい手がどんどん早くあったまっていって
おなかのあたりとか
もっと熱くなって、キスをするの
カフェオレよりも熱い、甘い
そんな幸せな過去を、空想を、いそいではじめてあったかくなる
一人で蒲団に入る。寒い
けれど朝起きるころにはもう、同じように温かくなっているのだから
ただ過程が違うだけで
本当なんだ
泣きたくなって
記憶の中で
甘いカフェオレ飲み干した
もう迷わない
信じ続けること
雨が吹きあふれても
強く 強く
僕が守ってあげるから
一人にならないで
哀しくならないで
空を見上げてごらん
雲より高く
太陽より明るく
ちっぽけな僕たち
さぁ動き出そう
街の中 風の中
人は通りすぎるけど
自分を見失わないように
ゆっくり ゆっくり
僕と歩いて行こうよ
淋しくならないで
時は切なく過ぎていく
風を感じてごらん
水より透明な
水晶より綺麗な
ちっぽけな僕たち
さぁ動き出そう
人間に泣くと笑うことしかできなかったら
そんなことしかできない自分たちを笑い
泣き崩れるだろう
言葉をたくさん紡いでも何も出来なかった
心が動かなくて全てを捨てたかった
あの時、勇気がなくて会えなかった
孤独と共に存在している実感だけで
大切なものをなくした夕方があった
取り戻せない記憶があった
行方のわからない言葉があった
意味のない記号もリビング・デッドも
すべてを変転するこの世界に広げたかった
「青い鳥」
翼をとられてしまった青い鳥は
あるときどこかの渡り鳥に言われました
空をとぶことができなくなった鳥は
もう鳥ではないと…
青い鳥はまた青空に、
この力強い風を受けてここから飛び立ちたい
遠くの…向こうの…向こうの島へ…また、もう一度…
僕はいきたい、…そう思っていました。
しかし、翼を取られた青い鳥は
いつしか翼のない自分に嫌気がさしていました
二度と空を飛ぶことができなくなってしまった自分に…
風を感じてこの青い…雄大な空へ…
いつかのあのきれいな風景を見に…
ある時、青い鳥は涙をながしながら昔の夢をみていました。
ある日太陽は言いました
風を受けることができなくとも
きれいな風景をもう二度と見ることができなくとも、
お前はまだ歌を歌えると…
そう、風の歌や空の歌、そして海の歌を…
そうして翼をとられた青い鳥は
歌をうたいました
なきながら、天にむかって…
大声で、力強く歌いました…
せいいっぱい…
せいいっぱい…
すると、いつしか涙も止まり
荒れ狂うような雨や風もやさしく止まり
雲間からは光が差し込みました。
いつのまにか青い鳥は歌っている自分が好きになっていました。
歌いながらだれかに幸せを与えられる…
そんな自分が大好きになっていました。
歌声を風にのせ…
遠くの空を見つめて…
風を…歌を…空を…そして、自分を感じて…いつまでも…
あなたにあてて
詩を書きたいのだけど
何を書いたらいいものやら
さっぱり頭が回らないのよ
椎名林檎は「幸福論」
ジョン・レノンは「ALL YOU NEED IS LOVE」
リルケは「ソネット」
GLAYは「誘惑」
俵万智は「サラダ記念日」
それに
紫式部の「源氏物語」
みんなよくも考えるわ
何でそんなに上手いのかしら?
面倒くさくなっちゃって
「この味が いいねと君が 言ったから
いずれの御時にか
オール ユー ニード イズ ラヴ」
これだけパクれば
少しは気持ちも伝わるのかしら?
あなたにあてる言葉なんて
実は一つも持っていなくて
夜更かしして本を読んで
ヘッドホンでCD聞いて
「そうこれなのよね」って呟いて
机の上は紙屑だらけ
読んだあなたは笑い出したわ
「笑うことないじゃない」
でも本当は笑って欲しかったり。
そう、もうどうでもいいのよ
詩だとか言葉だとか
感情とか気持ちとか
だって
あなたが
笑ってるのよ?
今 言わなくていつ言うの?
詩だとか言葉だとか
感情とか気持ちとか
そんなものはもう止めにして
言わなくちゃ
今 アタマの悪い私の中の
たった一つの自分の言葉
平凡陳腐ありきたり
ひねりのカケラもないあのセリフ
たった一つの自分の言葉で
「実は好きです」って。
あのバンドのヴォーカルのように
“君が泣くなら僕も泣く”
“君が死ぬなら僕も死ぬ”
なんて言いたくないし 言えないけど
君が笑うなら僕も笑う
深い 深い 海の底で
ある光を見つけました
命という名の光を
あたりはまっくらくらくらくらのくら
赤いランプに灯がついて
はしら時計が脈を打つ
ちくたくちくたくぼーんぼん
ちくたくちくたくぼーんぼん
闇夜の合図に気づいたは
青いおめめのお人形
手に手を取って踊りだす
すたすたとことこくるくるり
すたすたとことこくるくるり
それを見ていた道化師が
赤い鼻づらつきあわせ
われもわれもと踊りだす
ばたばたどんどんくるくるり
ばたばたどんどんくるくるり
さあさあ闇夜の始まりだ
晩餐会の始まりだ
ちょうしっぱずれの演奏に
豪華といえないオードブル
愉快で陽気なリズムにつられ
ナイフもフォークも踊りだす
とことこどんどんくるくるり
ばたばたすたすたぼーんぼん
とことこどんどんくるくるり
ばたばたすたた ぼーんぼん
何の目的もなく
カメラ1つもって
この青空の中を
2人で飛びたい。
ただそれだけ。
本当に
ただそれだけなんだ。
ノートの
上の線と、下の線の
間に、字を書こう。
強く、強く、強く。
はみ出したって、大きさが揃わなくたって
力強く、書くのです。
いつか、お母さんが言っていた
『字は、性格を表すのよ。だから、小さい字じゃなくて、大きく書きなさい』って
その言葉だけを思い出しながら。
途中で、シャーペンのシンが ポキッ って折れても
強く強く強く書いた。
だって、負けばっかりの人生だからさ。
せめて字だけは、大きく立派にしておきたい。
だって、落ち込んで、下を向いてばかりだからさ。
せめて字だけは、元気に幸せにしておきたい。
私は泣いた
空が青くて澄んでいたから
空の鳥よ
空を映して泣けば
心が晴れる日が来るだろうか
帰ってこない答えに飛行機雲が交差して―
僕は正しいのか、間違っているのか。
僕は強いのか、弱いのか。
僕は美しいのか、醜いのか。
僕は善い人間か、悪い人間か。
僕は生きているのか、生きていないのか。
何度も問いかけてもその答えは出ない。
たぶんその間を行ったり来たりしているだけのつまらない存在なのだろう。
いや僕は認めたくないだけなのかもしれない。
自信がないだけなのかもしれない。
だから僕は僕を慕ってくれる人達の中で安心している。
その人達を愛することが僕の人生の意味だと自分に言い聞かせる。
みんなそれを幸せと呼ぶことも知っている。
でも僕は気付いている。
僕は絶対的なものになりたいんだ。
完全なものになりたいんだ。
全てになりたいんだ。
そのための答えを知らない僕は今日も安心するために誰かを愛する。
なぜだろう 「自分が生きていない」 そんな心地がする
もう何もかもいらない 捨ててしまいたい そう思ったから?
でも 君は言った
「そんなこと言わないで」
その声はなぜか とても悲しそうだった
なぜ君は 私を見捨てないでいてくれるの
いつも私なんかを見ていてくれるの?・・・
そういう私に 君は言った
「あなたが私に、してくれたことだから」
君は私に 光をくれた
私は猫になりたい
彼の猫になりたいの
だって猫は本能のままにしか生きないから
魚を食べること
暖かい膝の上で眠ること
すりよって「にゃあ」と鳴くこと
猫は全てが本能なの
私はいつも素直になれない
だから本能のままに生きる猫になりたいの
遠回りしたり
下手な駆け引きなんかしないで
本能のままに彼を真直ぐ愛せる猫に
そしたら彼は今よりずっと私のことを愛してくれる
したいときにキスをして
温もりが欲しかったら彼の胸に飛び込んで行って抱いてもらうの
大きなビー玉のような目で彼だけを見つめて
気に入らないことがあればスグ爪をたてちゃう
治すことなんてできないのよ
だってこれは本能だもの
猫になれば今よりずっと可愛くなるわ
素直になるわ
だからお願い
どうか私を捨てないでね
甘い言葉を聞くたび 君の事を思い出す
誰かの優しさに触れるたび 君の温もりを思い出す
君への想いは 途切れる事は無い
君にとって僕は 大切な存在?
それとも・・・・
僕にとって君の存在は 空に昇る星の様
でも 星は消えてしまった
今はもう 欠けてしまった僕の心
何も要らないと言えば良かった
言葉にすれば 君に届いたのだろう
募る思いは 消える事は無い
言葉にすれば お互いを信じられたのに
君の心も 欠けたままだったのだろうか
それを知れば 君の所へ行けるのだろうか
昇る事の無い星は 何処に在るのだろうか
もうすぐ 君のもとへ逝く
君への罪と僕への罰は もう終わる
だれもが嘘をついて生きている
自分に!
あいしてください
たとえ 法の裁きがいのちの選択を受け入れても
あいしてください
世界中の誰もがいのちの選択を受け入れても
あいしてください
たとえ 重度の障害を持っていても
あいしてください
母親は たったひとり …あなただけ
あいしてください
だから 産まれて欲しくなかったのよ …なんて言わないで
あいしてください
全てを 包み込んで
あいしてください
抱き起こすように
あいしてください
産まれた子供には罪がないから
あいしてください
もし これが他人の押しつけと感じても
あいしてください
そこにいのちがある限り
隣りでは君の咳が止まらずに
ウイルスが部屋中に降り積もって
負けじと僕も僕のウイルスを飛ばしながら
お互いのウイルスは僕らと同じように仲良くしてるのかなんて
そんなこと
どうでもいいよね
お互いダウンしちゃって
二人仲良く手をつないで
ベッドの中で
青息吐息
二人とも重症でね
高熱にやられちゃって
「おやすみなさい」なんて言ったら
別の意味に受け取られそうな
そんな切羽詰った状況なのに
でもそういうのがなんか嬉しかったり
でもそういうのがすごく幸せだったり
ヘンだよね
いや、ヘンじゃないか
部屋の中にはウイルスだけじゃなく
見えないくせに
きちんと名前のつけられた
不安とか
ためらいとか
たとえばそんなものも一緒に
たとえばいつまで幸せでいられるのか
たとえばこのまま二人でやっていけるのか
あるいは
たとえば
もしかしたら
夜だからあたりまえなんだけど真っ暗でね
お互いの顔も見えずに
話す気力もなくて
手の温もりだけを感じながら
(温もりだなんておしとやかな熱さじゃないけど)
いろんなものが降り積もって
知らないあいだに降り積もって
それでも二人は
ゆっくりと
朝を待ってるんだろうね
時計の音なんか
聞いてるんだろうね
僕の道具箱にはいろいろとつまっているよ
始めて買ったCD
マクドナルドのおまけ
つまらない映画のパンフレット
スターバックスのレシート
井の頭公園で拾った落ち葉
そして
新品のデジカメ
某有名女子高の制服
夢が詰まってるね
泣いたり 笑ったりして 歩いてゆくあいだに
絶対に触れなければならない もの
泣いたり 笑ったりして いつか辿り着く見知らぬ地で
それでもなお 触れた事のない もの
多分、全てを数えあげるには
全人類両手両足指 何もかも足しても
まだ 足りない 足りない
強く映った あの黒い瞳
僕の 僅か数歩前を 踏みしめる様に歩く あの人
二人が向かう道 ひとつづきではない けれど
嘆くことはない
歩みをとめる場は同じ
例え 今は その瞬間を夢に見ることすらなくても
二人が向かう道 どちらも同じ
ひとつづきの 運命
歩いてもいい 走ってもいい 転がってもいい
けれども 立ち止まっては いけない と
その虚しさ 哀しさ
それから ほんの少しの安心感、
それらを抱えて、
泣いたり 笑ったりしながら
僕等は 未だ見えない終着点へ 歩いてゆく
一人でいるのもわるくない
皆といるのもわるくない
思ったよりも寂しがり屋で思ったよりも強いです
皆の詩と自分は違う
皆の心はただじゃない
僕の心はただであり皆にとってはただじゃない
心の歌は理解できない
言葉はそんなに器用じゃない
僕の心にピンとくるそんなちょっとの偶然と思い違いの塊だ
皆の空気は悪くない
いつでも心に春がいる
僕の心に春がいて
ただそれだけが苦しめる
僕の涙の源は愛がひとつの悲しみで
僕の憂鬱の源は春がまとまらない夜なんだ
お金と涙と女の子
勇気と正義と嫉妬
自分と皆と心
皆同じようで皆違う
分かっているようで分からない
愛と恋と欲望
皆同じ
皆違う
一人は皆
皆は一人
大きな皆と小さな自分
大きな自分と小さな皆
まだ来ない春と過ぎ去った愛
さようならの詩は喜びに満ちていた
悲しみのベッドで溢れる涙を流しても
それは小さな傷として体の奥深く残ってしまう
だから泣くなら貴方のために...
いつもいつもしゃんとして眼をみはって
貴方は何もかも押し殺してしまう
だから変わりに泣きます きっと辛いから
強いフリしている貴方だから...
力になりたいんです
我慢しているもの
離れたくないのに きっとそうなのに
何もいわないんだもの
いつものようにして 優しく笑って...黙っているの
我が儘の1つでも言ってくれれば
こんなに苦しくはならないのに....
いつも笑っていられるように 代わりに泣きます
だから貴方は明日のために 強い勇気を
手に入れて下さい
おばあちゃんと午後3時
一緒に時代劇をみた。
おばあちゃんに午後3時
ちぎり絵を習った。
おばあちゃんと午後3時
お墓参りに行った。
おばあちゃんが午後3時
古いアルバムをみせてくれた。
若い男の人の写真があった。
いい男でしょうが。
誰?
おじいさんだよ。
おばあちゃんは午後3時
たくさんの歌を詠んだ。
たくさんの歌はその後
家族の手によって製本されて
「愛の歌」と題された。
おじいちゃんが死んでから
おばあちゃんが歌った
おじいちゃんとのたくさんの思い出。
おばあちゃんのいない午後3時
「愛の歌」を読んだ。
おばあちゃんのあの懐かしい笑みを思いながら。
人生なんて
あはは
笑い飛ばして
あはは
辛い事も苦しい事も
あはは
笑い飛ばして
あはは
笑っていればきっと
あはは
良い事もあるさって
あはは
笑い飛ばして
あはは
でもまだ
あはは
そんな経験はないけどね
あはは・・・・・・はは・・・
彼は彼女のために毎年最高のプレゼントをあげた。
彼女も彼のために毎年最高のプレゼントをあげた。
彼女にとって彼はサンタクロースのような存在だった。
クリスマスじゃなくても・・・。
毎日が楽しかった。
「ほほえみ」や「うれしさ」いろんな物を彼女にあげた。
なにより「すき」という言葉が最高のプレゼントだった。
けど・・・。
彼女の瞳に映るのはもう別なサンタクロース。
ある朝 天気は曇り
僕は もうここにはいられないって気づく
もう 時間だ。
僕は チェックアウトをする時期だ。
いつの間にか こんなに時間がたっていたんだ。
僕は 荷物をかき集め 立ち上がった。
皆は 不安げに僕を見上げる。
そんなことをしてもいいとおもってるの?
調和を乱され 少しざわつく部屋
僕は 出口を目指し ゆっくりと部屋を横切る。
遠ざかる 中傷を背に
僕の イメージは いつになく美しく
そして 頼りなげだ。
僕は 扉を閉める前に
忘れないように もう一度 ゆっくりと
今いた場所を 見渡した。
そこにいる 一人一人を。
それは とても長い一瞬で
息を吐きながら 僕は 目を閉じ
扉を閉めた。
現在を映し続ける機械の電源を落とした真夜中
鏡に映るのは細かな単位で変わる顔を持つ生物
次に起ることが怖くて見届けずにそこを離れる
スーパーマーケットの一角にある場所鮮魚市場
純白の軽いトレイに横たわる罪のない魚の死体
ぴっちりと透明なフィルムで覆われた魚の死体
私は大きな目玉を持つ魚の水晶体が欲しくなる
きもち悪い、そんなもの見ないで、ほらほら。
母さんが呼ぶそして強く私の服の袖を引っ張る
私は鏡の中の生き物より魚の半透明の目が好き
もし水晶体をじょうずにほじくりだせたならね
漂白剤につけたあと、よく洗って大事にするわ
きこえるかい?
秋の昼部
木枯らしに吹かれ丸裸寸前の落葉樹たちが揺れ
ザワザワという音を立てる中から
舞っている枯葉たちが宙で擦れ合う音が
真冬の深夜
降り積もる雪が宙で触れ合い
シャンシャンという音立てているの中から
雪が地で凍ってゆく瞬間の音が
きけるかい?
真夏の雨上がり
スペクトルをすべてぶつけてくる陽光に照らされ
湿った大地がジクジクとその身を乾かす音の中から
巻き起こされる風の息吹が
春の朝
林の木々が大きく息を吸い込む
シンシンとした空気の中から
土をかき分け芽吹く草々の息吹が
文化と云う、言葉と云う境があっても
耳に届く音は皆すべて同じ
五感は共通した文化
音は共通した言葉
ならば風景から生まれる音よ
野生へ憧れるすべての人の元へ
きこえるかい?
冷たい雨の打ちつける朝の通勤電車の混雑にゆられながら
曇った窓の向こう側に
きのうの夜のささやかなぬくもりを見いだそうとして
もがいている
君に。
ほんとうに大事な大事な思い出だと今まで信じてきた
大切な証拠である十八歳の誕生日の記念写真を
野良猫のように四つん這いになって
ゴミ箱まであさったのに
どうしても見つけだせずに
それでも涙一つ流せないでいる
君に。
携帯電話にメモリーした番号がなにかの拍子に消えてしまって
何百人もの友人をすっかり失って
困ったよまったくと
そばにいるほんとうの名前を知らない友人に笑って
実のところまったく困りはしないし
晴れ晴れとした気分になって
メモリーした番号にぼくの番号が含まれていたことになんか
気づきもしない
君に。
ぼくはなにを語れるのだろう?
いったいなにを語ればよいのだろう?
君とぼくのあいだにある空白に
つぎつぎとぼくの無意味な言葉は吸い込まれてゆく
ぼくはこれでも人生を削りながら言葉を紡いでいるというのに……
絶望。
絶望という虚空。
虚空という空白。
空白に横たわる悲しみ。
こんにちは
はじめまして
聞こえますか?
聞こえていますか?
生と死のあいだにある空白に
人々は救いをもとめてすべてをなげだしてゆく
ぼくはそれでも君のことを必要としているのに
ほんのすこしだけ踏み出せば
とどきそうな
君に。
無表情な笑みを浮かべていつも静かに座っている
君に。
皮膚の裏側にはきっと碧い碧い塩水と眩い電流が流れているだろう
君に。
ぼくは語らずにはいられない
無意味な言葉の羅列に意味はないんだ
わかってほしい
こんにちは
はじめまして
聞こえますか?
ええ、聞こえてますよ
ありがとう
ほんとうに
ありがとう
何もかも
私の知ったものが絶えて
新しい世界には
最初に蜜柑を植えよう
小さな蜜柑の苗を植えよう
瓦礫とその灰と
生命とその痕と
歯は白く髪は黒く
とめどなく消えてゆく煙
雨に割れた爪を
晴に切れた耳を
ひとりきりの正午
てのひらにただ一粒の水
逃げる言葉を手繰り寄せて
灼ける喉を緩りと裂いて
其処に呼ぶ筈の人々は居なくて
夢を視て目醒めれば
驚く程 青く広い 空
暖かな炬燵のなかで
私の眼の前にはひと山の蜜柑があって
世界の何処かでは人が死んでいるのだ。
何もかも
私の知ったものが去って
新しい世界には
小指ほどの太さの小さな蜜柑
やさしい緑の葉をした蜜柑があるといい
私の骨のうえにも
やさしい匂いを広げる蜜柑が咲くといい
銃声に倒れる罪無き女・子供
兵士の眼前に広がる死の平野
正義を口にする天国の将軍
茶の間でせんべいを食べる私
渚に犯される前に
ほんの少し君の声
つぶさに聞かせてみせてよ
潮の音に掻き消されても
僕達のしてきたことはみんな
海の泡になって消えていくのかな
風の生臭い匂い
頬に触れる髪
硝煙の香り
人魚の肉
早すぎる腐敗臭
もはや泥遊び
永久の命は永久の海に掻き消され
ぷかぷかと緩やかに浮かび続ける
月明かりの海には海月となって
月の海に寄せては返す祈りを奉げ
満天の星空のあのちっぽけな星の様に
価値なくばらばらになってゆく
藻屑を喰らい
藻屑になって
海へと溶け込むファンタジア
海に価値奪われてゆくギリシアの悲劇
あと少しで運命に手がかかるのに
いつかこの海全部に行き渡る嘆きの香水
寄せては返す君の声
愛してるって囁いた?
木魂する僕達の波
肩に感じられないほどの雨がゆっくりと降る日
だんだんと迫り来る夜がよけいに雨を見えにくくして
降っていないみたいだった
音がする以外は
暗い暗いやみよのなかで
聞こえる音に耳を澄まし
ひとりでいたあめのよるに
ぽつんとなにもかんがえるのを
放棄しながらすわりこんでいた
目だけがじっと前をにらんでた
心臓だけが
放棄された記憶をあいしていた
雨と重なって鳴り続ける音の中で
きっときみはいきつづける
やみのなかのあめのはなし
悲しみの嗚咽が
雑踏に隠れながら流れ出してくる
泣き声を誤魔化すような ため息に混ぜて
耳を澄ますと聞こえてしまいそうでこわいから
誰も気づかない振りをしている 西口。
孤独に怯えた人達が
見知らぬ者同士で暖めあうようにうずくまるベンチで
体を寄り添わせながらもお互いを見ようとしない
携帯電話に救いを求めながら
皆が必死に救難信号を打ち込んでいるようで悲しい ハチ公前。
俯いた人間の群れが 灰色の背広達
コートの襟を立てて何も見ないように足早に去っていく
風も空気も音も視線も全て遮るための壁のコートに包まれて歩く 道玄坂。
同じ亜麻色に染められた髪 白くファンデーションを塗った肌は
血の気が失てしまったようで 冷たい風に乾き続けていた
陶人形の様に美しい少女達の目はどこか空虚で、くすんだ色をしていて
寂しさを癒してくれる相手を待つ様に座っていた 文化通り。
性を売ろうとするチャイナドレスの女の笑顔
路上に座り込み “反逆” の色の少年
泥酔し 道端に吐しゃ物をうち撒けるおとこ
煌びやかさかの端からはみ出した
咽返る 欲 の色に吐き出しそうだった センター街。
悪や罪を塗り込めてしまおうとする闇が迫る 夕方5時
109のネオンは全てに許しを与えようと明るさを増して
それでも ひとの作り出した光は仄かに遠くにあるだけなのに
彼等はじいっと見入って免罪を求めている。
もうすぐ雪が降る ネオンと 彼等と 全ての罪を清める冬の色が
この街と この街に集まる人たちが白に染まり
また新しい日々を無垢なまま始まりたいと願う。
その眠りにつく。
そうなればいいと 僕も思い
乗り込んだ車両の窓越しに ガラスを透き通るように
微かな声で
その夢を見たがる街に、『おやすみ』と呟いた。
僕の微かな声が ガラスの向こう
冷たさを増した 夕方の空気に溶けていったように見えたとき
僕を乗せた電車は ゆっくりと、渋谷を離れていった。
天使は甘く優しい夢をみる
身も心もとろけるような夢をみる
悪魔は辛く厳しい現実(いま)をみる
身も心も砕けてしまいそうな現実(いま)をみる
人は狭間の夢を追う
辛い現実(いま)を忘れようと甘い夢を追う
これまでも
これからも
「手袋わすれちゃった」
机の上に置いた手袋・・・
大きくて華奢で 君の心のように温かいその手
「寒いだろっ」
また、ギュッてしてほしくて 手袋をはずしたこの手
「つなごう」
って只それだけでも言いたくないの ・・・変な賭け
ふざけたこと言うのもしょっちゅうで 遠慮なしの間柄 たまに顔だす女心
息の曇る町を 旅したこの手が鈍く開く 流れる人波の中 さっとひかれた右手
心待ちにしていたその手の中は 覚えのある 私だけの君の左手
「つっっめてぇ〜」
って困った笑顔
冬季限定なんです
あなた達は何も知らない 残される者のつらさを
あなた達は分からない 残される者の痛みを
私は闇の中にいる 暗くて悲しい闇の中に
あなた達はいい 光の中に立っているから
あなた達が笑う度に 私の闇は暗くなる
あなた達が歌う度に 私の闇が深くなる
気づいて欲しい 残された者の悲しみを
光に立っている者よ
己の光の強さが、闇の中に立つ者の痛みを深くするということに
気づいて欲しい
光の中に立つ者よ 光の中で笑う者よ
たとえ冬でも
春より華やかに
踊ってみせましょう
ただの一度も
傷ついたことなどないかのように
なぜ不幸になる
すまない
何もしてないはずだ
俺は詩人だ
もし一歩足を踏み出せば
詩人なんだ
声を出せば
叫ぶしかない
蜂が口に入る
詩人だ
不幸に何になる
不幸も糧だ
悪い目が
見えなくても見る
弱い体が
弱いならば詠う
俺を何にする
詩人だ
怒りが自分に向かい
内向の詩
自分を刃物にさらし
吟ずるは
自分を守るために壊す
求道の道
何がために
それも一興よ
このように
それすらも一興
滅びは近いのか
ならばそれを詠う
俺は
体と心のうめき
どうなる
それを詩とする
地面だけを見て 歩いてきました
世界がどんな色をしているかなんて知らないし
周りにどんなものがあるかのも分かりません
私が知っているのは
地面の色
わずかに生える 薄汚れた雑草
ただ それだけ
ある日 誰かが言いました
「ねぇ 顔を上げてごらん
空はとっても澄んだ青
木々の緑は鮮やかだし
鳥も気持ちよさそうに飛んでいるよ」
青や緑がどんな色かなんて知らないし
だいたい空だとか木々だとか
どんなものなのかも分かりません
鳥が気持ちよさそうに飛ぶってなんだろう
だけどその声はとても楽しげで
少しだけ 顔を上げてみることにしました
ゆっくりと…顔を…上げる…
広がっていたのは…どこまでも続く…闇。
・
・
・
地面だけを見て 歩いています
世界がどんな色をしているかなんて知らないし
周りにどんなものがあるのかも分かりません
私が知っているのは
地面の色
わずかに生える 薄汚れた雑草
どこまでも続く闇
ただ それだけ
地球儀を回したら世界はこんなにもあるのだと思い知らされる
未来は枝別れをし、それでも私はあなたとここで生きている
このホシのもとであなたに出会えたことを時の神に感謝するわ
この瞬間、ここであなたに出会えたことは本当に大きな奇跡
雑草が生い茂っている草むらのなか、私はここに立っている
あなたと一緒に空を見上げたらキラキラに光る満天の星
この巨大な宇宙の下であなたと出会えたことを時の神に感謝するわ
この瞬間、ここであなたに出会えたことは本当に大きな奇跡
起き上がった拍子に
頭だけがゴロンと
床に転げ落ちた
まいった
これじゃあ
顔を洗うこともできない
そう思う俺=頭を残して
体の方は
洗面所へ立って
あるはずの顔を洗っている
とはいっても
頭だけである俺には
転がったまま
自分で向きを変えることもできず
聞こえてくる
体のヤツの足音と
かすかな水音とで
ただ想像をしてみただけだ
体のヤツは
襟元が濡れたパジャマを着替え
ワイシャツを羽織ったり
ネクタイを締めたりしながら
足元おぼつかなく部屋の中を歩き回るから
頭だけの俺は何度も蹴飛ばされて
痛い、痛い
と
何度も叫ぶのだけれど
耳がない体のヤツには
伝わらない
カバンを取りに部屋へ戻った体のヤツは
襟首に溜まったパンのカケラを畳の上にこぼし
ワイシャツの襟から胸にかけてコーヒーのしみをつけていた
(ああ、お気に入りのシャツだったのに)
そしてまた洗面所に行って
(おそらく)ごていねいに
髪があるはずのあたりにクシを入れると
もう一度頭だけの俺を蹴飛ばし
あわただしい足音と乱暴にドアを閉める音を最後に残した
頭だけの俺は
転がったまま
おとなしく体の帰りを待つことにする
考えたいことはたくさんあるんだ
ただひとつ問題がある
体のやつが帰ってきて
頭の俺を
うまく見つけてくれるといいけれど
真っ暗な校舎の裏
君に好きな人がいるのも知ってたし
僕に君を守れないのもわかってた
僕が初めて抱いた人 それは君
誰も居なくなったはずの職員室の中
君が居るのは知っていた
楽しい話し声の後
前に聞いた事がある 君の吐息が聞こえてきた
僕は 僕が初めて人を抱いた場所へ時々向かう
それは君を忘れたくないから
そして君に忘れられたくないから
僕が初めて君を抱いた場所で あの男とさよならした
あの人は僕なりに尊敬していた人だった
これでもう僕の事は忘れないね
朝遅めの散歩
片栗粉を入れすぎた中華風焼きそば
あなたからの郵便小包
読みおえた本に昂ぶる感情
腹筋をニ十回
炬燵で団欒
名も無き一日
日記に記され 眠りにつく
キズイタコトハ、遅すぎて、来年の抱負って、再来年の抱負でもあり。
年賀状
午って書いたはずだけど
縦棒突き抜け
牛にしちゃった
堤防の砂利道を歩く 穏やかな陽が降り注ぐ
頬にあたる風はなぜか 僕にだけ冷たい
河原に下りて意味もなく 石をつかんで投げてみる
大きな岩にぶつかって 思わぬ向きに跳ねかえる
こんな自分を未来の僕が見たら
どんな風に映るのかな
ねぇ この先で待っている僕
どうすればいいのか教えてよ
きらめく水面は眩しすぎて 僕は思わず後ずさり
水浴びする子供たちは 光めがけて飛び込んでいく
こんな自分を過去の僕が見たら
どんな風に映るのかな
ねぇ 過ぎ去ってしまった僕
どうしたらいいのか教えてよ
うれしそうに笑う人 遠くから見ている僕
目覚めたときに濡れている頬 壊れてしまう もう
こんな自分を未来の僕が見たら
どんな風に映るのかな
ねぇ この先で待っている僕
どうすればいいのか教えてよ
どうすればいいのか教えてよ
世界の果てに連れていって
世界の果てに連れていって
美しくて、それだけで死ねるような
寂しくて、それだけで死ねるような
世界の果てに連れていって
世界の果てに連れていって
世界の果てに連れていってよ
だけれども
世界の果てはここでした
青い鳥は裏庭にいました
世界の果てはここでした
世界の果てはここでした
世界の果てはここだったのです
なんたる悲劇! なんたる悲劇! なんたる悲劇!
(裏庭で青い鳥が鳴いています。裏庭で沙羅双樹の花が散っています)
なんたる悲劇!
だから我々は裏庭で青い鳥の羽根をむしってみたり
だから我々は月の石を手に入れてみたり
だから我々はトウモロコシの遺伝子を組替えてみたり
だから我々は首都高速をぎゅるぎゅる回ってみたり
だから我々はサルに核兵器の発射ボタンを掃除させてみたり
だから我々は美しさを勘違いしてみたり
だから我々は手首を切ってみたり
だから我々は狂ったふりをしてみたり
だから我々は愚かさをロマンなんていう言葉ですり替えてみたり
眠れぬ夜に頭を抱えてうずくまってみたり
そのように大騒ぎです
存在なんてそれ自体意味で在り無意味で在る
そんな風に開き直れもせずに
存在なんてそれ自体矛盾である
そんな風に開き直れもせずに
なんたる悲劇!