第11回詩人バトルチャンピオンは、
れんこんさん作『思い浮かべてみてください』に決定しました。
おめでとうございます!
票を得た方もそうでなかった方も、次回でまた頑張ってください。
感想票をお寄せいただいた読者の皆様、ありがとうございました。
| # | 題名 | 作者 | 点数 |
|---|---|---|---|
| 2 | 思い浮かべてみてください | れんこん | 4 |
| 9 | 恋愛・詩人 | 佐伯維端 | 2 |
| 34 | 蜜柑 | 狭宮良 祇簾 | 2 |
| 4 | 冬のカフェオレ | 阿部瑞穂さん | 1 |
| 14 | あたしの字 | 空条 遥 | 1 |
| 15 | 心模様 | 凛 | 1 |
| 22 | ウイルスの夜 | いとうさん | 1 |
| 38 | やみのなかにいたあめのはなし | 茶封筒 | 1 |
| 39 | 渋谷ララバイ。 | マッドビースト | 1 |
| 42 | おみやげ | 遠藤妙子 | 1 |
| 44 | 花かんむり | 葉月みかQ | 1 |
| 54 | レ・ミゼラブル | ぶるぶる☆どっぐちゃん | 1 |
読み終わって、ちょっと違う世界にいるような気分になった。
思い浮かびましたぁ(^−^)b<もうバッチリと)
何処とは言えないけれど、何時か何処かであったような
出来事が心の中に浮かびましたぁ。
ちなみにその風景は、
梅雨の時期のむっとした湿気を伴っています
なんか懐かしい感じがしますです〜♪
れんこんさんの「思い浮かべてみてください」は、雨の日の空気感が出ていてよかったです。無造作紳士さんの「道具箱」も言葉の組み合わせが面白いと思いましたが、最後の二行の意味が分かりにくかったのが残念でした。
>このビニル傘にあたる
>ばつん。
>ばつん。
>という音だけが、
ここがすごくいいです。
ばつん。ばつん。という表現が、本当にまさに!という感じで、読んだときにうなってしまいました。
こういう、作者独自の表現で、すぱっと情景が浮かぶ表現ができるということが、すごいと思いました。
ちなみにその他いいな、と思った作品は以下の通りです。
「恋愛・詩人」 佐伯維端さん
「あたしの字」 空条 遥さん
「あはは」 小松 知世さん
「河原にて」 空人さん
恋愛詩は本当に難しいです。
そのほとんどが目も当てられないほどベタベタになって
ただの心情吐露や、共感を求めるだけのものになってしまう。
きちんとした「詩」として成立させるには
恋愛という題材はとても難しいです。
その中で、佐伯さんの作品はきちんと「恋愛詩」になってました。
そのあたりを評価します。
次点。マッドビーストさんの渋谷ララバイ。
構成や流れが上手いと思いました。これもちゃんと詩になってる。
けれど、
街の描写内容がステレオタイプになっていて、そこが残念。
表現力はあるけれど、切り口が甘い。
描写部分に独自の視線があったら、すごく良い詩になると思いました。
くすくす笑い、微笑んでうなずける。
恋愛の楽しい事がつまってて幸せな詩だと思った。
静かな滅びの光景の中で、蜜柑の鮮やかな色が心に焼きつきました。
美しく、力強い詩だと思います。
狭宮良さんの「蜜柑」を推します。
この作者のこれまでの詩の中で、一番好きです。
どんなに沢山の作品が出されても、
磨かれた言葉は埋もれずにちゃんと光るものだと思いました。
次点は、空条 遥さんの「あたしの字」と
ぶるぶる☆どっぐちゃんさんの「レ・ミゼラブル」。
今回は個性を発揮している、という点で投票してみました。
その人独自の世界観が感じられる作品がそのポイントですが。
「冬のカフェオレ」を書いた阿部さんの作品は、彼女の持つ空気感が
よく表現されています。よかったです。
あと佐伯維瑞さんの「恋愛・詩人」もよかったです。
両方とも恋愛詩ですね。ああ、めずらしい〜。
なんだか素直に勇気づけられるような詩でとてもほんわかしました。
句読点の位置が、力強く心地よいリズムを生み出すようです。
一番声に出して読みたくなった詩でした。
キレイな詩だと思います。短い文章の中に心の内がよく表れていました。
文句のつけどころがなかったです。使われた表現が甘い分、
この詩のイメージが膨らんだ気がします。
最終的に迷ったもうひとつの作品ぶるぶる☆どっぐちゃんの「レ・ミゼラブル」
もとても詩として出来あがっている作品だと思いました。
木葉一刀さんの「音」もよかったと思いましたが、なんとなく解かりずらさを
感じた部分があったので…。
好みで一票ですが。全体の空気がストレートに気に入ったものを。
淡々と述べられる情景描写は「ああ、こんな風に雨が降るイメージ、分かるなあ」
と思いましたし、ひとつの文(句点から句点まで)の様な小さく、でもそこだけで
像を結べる世界になっている構成も良いと思いました。
その冷たさと、芯に生きている熱が染み込んでくるようでした。
漢字とひらがなの不思議なバランスも、呟き(?)っぽい雰囲気で。
細かいことを言えば、「じっと前をにらんでた」が「〜でいた」調の中で少し浮いているのと、
題名が他に相応しいものがある気がするのと、その二点が残念。
この作品を推す理由は、その描写の仕方と言葉の選び方でしょうか。はっとさせられる比喩ばかりです。そして何といってもすばらしいのが、最後の連。最初のインパクトに全く負けていなくて、伝えたいメッセージも上手くまとめていると思いました。「街が夢を見る」という表現は、時がスローモーションになっていくようで、都会の芯の静けさを表わしていて美しいです。でも正直、谷本みゆきさんの「首なし男」と迷いました。こちらは、読み出してすぐに作品の世界へ引き込まれました。そしてやはり、最初のインパクトに後半が負けていなかったのがとても良かったです。
まず、題名の意味が分からない。
設定もよく分からない(おそらく、4行目までが説明不足なのだ)。
途中から、文章が硬くなりすぎているようにも思う。
更に、改行のタイミングが変。
「、」も邪魔くさい。
おかげで、テンポはめちゃくちゃだ。
しっとりしすぎだ。センチメンタルになってるわけでもないだろうに。
……と思ったのだけれど、最後の3行にやられた。
冬季限定という言葉で上手くまとまっている。
台詞も、心情を上手く表現できている。
見た目を気にしているようで「わすれちゃった」「手袋をはずした」と動詞を平仮名にしているのも感じが出ていて良い。
素晴らしいの一言。さすがという感じです。
今回は珍しく迷いませんでした。
とにかくすごく良いインパクトを感じました。さすがですね。
ぶるぶる☆〜さんの作品としては明るく(失礼)、
シャレも効いていて新鮮な印象です。
青い鳥が裏庭にいるって言うのが良いですね。
笑いどころでもあり、皮肉でもあり。
とてもナイスです。