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第14回詩人バトル Entry1

哀楽の詩

枯れ葉の上を歩くと
悲しそうに嘆いていた
これから真っ白な空が落ちてきて
自分達の居る場所を
暗く寂しい世界にしてしまう
外側では優雅に着飾れるのに
内側では全く逆の世界が
同時に生まれる

まるで世の中を
鏡で写すように

路頭に迷う落ち葉が語る
欠けた自分の存在
その有り方を知るため
嬉しそうで悲しそうな
空に囁く哀楽の詩

間近に見えた新しさを
一つの点から広げるように
導く調べの片隅で
辛さが消える哀楽の詩

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