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第17回詩人バトル Entry24

桜色


あなたと歩いた 雨の日の傘の色
思いっきり婦人物で 僕らには似合わない  
何もかも全てが何だか不格好 
それでも自分なりに 精一杯うたった

はるか遠くに 飛んで行く鳥が
妖艶で綺麗な 月に重なるとき        

無理やりに 唇に 
吸い付いたら怒った
乱れ髪 月明かり
あなたの後ろ姿   
 

何度拒まれても ひたすらあなた欲しかった
あたかもそれが IDであるかのように
信じるべきものが 何であるかもわからない
ただ本能の おもむくままに走った         

誰もいない夜 毛玉まみれの天使は
靴下の破れた ナイトに密かに打ち明けた   

無理やりに 唇に
吸い付いても怒らない
乱れ髪 月明かり
桜色のあなた

手をにぎり 目を閉じて
からだを重ねた
がむしゃらに からんだ
劣情にまみれた               

がむしゃらら らるれろ
唇 大人色
乱れ髪 れろれろ
桜色のあなた

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