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第19回詩人バトル Entry40

あんなにも遠い、
目も眩む数字男へ向けて今晩私は電波を飛ばすのだ

炎の内側の青く透明な部分のように
身体が焼けついて眠れない
否定も肯定もできず
確信ばかりが大きくなる一方で
私の中が大変なことになっている
ふすま越し、隣の部屋、あの人が寝息をたてている

勘違いしてはいけない、
勘違いしてはいけない
砂を吐くように呟いては
じっとり汗ばんだシーツの上
数え切れぬほど寝返りうって
何度も何度も、
他ならぬ自分に云い聞かせている
たしかに連日記録的な熱帯夜が続いていると云う
でもそんなのは全く関係ないこと、
誰よりも気づいている

午前3時の自動販売機
コッカコオラで
かきむしった頭を冷やす
水銀灯の夜

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