| エントリ1 懺壊 庭
懺悔はあるか?
懺悔の勇気はあるか?
私には
ない
申し訳ないが
私は懺悔する勇気を持ち合わせていない
ごまかして生き抜いてしまおうと思っている
悪行は数知れず
懺悔というのは告白と悔恨痛恨がワンセットでなければ
懺悔ではなく
私は告白するのもイヤだし悔恨痛恨の念を抱くことも不愉快だからイヤだ
だがそれでも思い起こされるチラッチラッと明滅する
日々の暮らしの中で脈絡のない瞬間に 鮮明なフレーズ
意志ではなく意識として不愉快な痛恨悔恨を繰り返させようと言うのだろうが私は
それを
隠す
ごまかして生き抜く
私の脳裏に浮かぶイメージなど私だけのモノであって私の痛恨は
私の悔恨は
懺悔とは無縁だ
私は米を捨てたそして
カレーライスに盛り込まれていた豚肉の脂身
それはただひたすら脂身で一辺が10�o程の立方体で滅多やたらに脂身
飲み込んでしまおうと藻掻いたけれど62ヶ月の成長期間で
私の食道は通せなかった
拡張されなかった
そしてただただ涙が流れて吐き気がして
吐き戻してみるとそこには真っ白な賽子に見える豚脂 カレーの黄色さえなく
泡立つ純白を私はこっそりとポケットに入れた
豚の命の一片を無駄に
私は懺悔をせず
妻がいてそして
それでも私は女が欲しかった
金で買える女ではなく(私は今の今まで一度たりとも金で女を買ったことはなく)
かといってお互いのことを深く知り合えるほどのつながりを持たぬうちから 愛
愛 愛
に ある意味憧れているだけで愛されたことも実は愛したこともない女では
ハッキリ言って負担 重苦しいからそんな女でもなく
肉体肉欲のみに溺れ果て
顔=セックス
髪=セックス
臍=セックス 脇=セックス
肛門ファック
ダラダラだらだらと最後には紅く
紅く剥けてしまうほどの摩擦運動の連続としてしか双方の感性に響かなくなるまで
畳の上の煎餅布団テレビにまで性汁が飛び散っている部屋
爛れ果てた性欲
愛はなく ないからこそ
私は飽きて捨てた
そして幾度となく私への無駄な接触を試みる女の目に最後は涙
愛?
莫迦 馬鹿者
愛がないからこそ肛門まで犯したのに
興味ねぇんだよ
あっち行けよ
捨てて悪いかよ
マゾのクセに 泣いて喜べ 襤褸雑巾女
わずか7ヶ月
襤褸雑巾のように使い尽くされて擦り切れて
夜を帰っていく女の背 しみじみと私は実感する
そして
私は懺悔をせず
いたいけな子供の目が私を無邪気に見つめる
笑顔で そして
その目の前で母親の髪を毟り掴み引き倒して
顔面を平手打ちにする
子供は泣き叫ぶが 恐怖から身動きできない
金 金
借金を拵えておきながら返済ができませんで通ると思うのかこのアマ
私はそう言ってなおも殴りつける
うるせぇガキ
待てねぇんだよ 払え払え払え今払え
縋り付く女のはだけた肩を見てしまった私は
その場で女にのしかかり 犯した 玄関先で
鼻血で顔面が染まり 膣は性液で染まっている若い母親23歳
明日までに用意しておけと言い捨てて背を向け様
動かぬ母に縋り付く子の姿 泣きじゃくって そして
私は懺悔をせず
二度とこのような
二度とこのような
怒りに震え憎悪し嘔吐を繰り返して痩せ細る
私は河を渡ろうとするがそれはならず足をとられて足掻き悶える身の
重さ重さ
神よ私を救おうとするな
手をさしのべたら肛門に指を入れ拡張して犯す
神はどいつもこいつも髭面でしなしなと細く
その小さな乳首を噛み千切っても不感症
だが例えいかなる尊大な者であっても
アナルに異物を挿入されれば動けまい
顔面を性液で濡らしながら
あくまでも不感症を装い無表情な神
果てた私は使い古した神を置き捨てて立ち去ろうとするが
手首が指が
その枯れ枝のような手首が指が
私の衣の裾に縋り付き
痛恨の祈りを
悔恨の祈りを
張り裂けよ
私は懺悔をせず
エントリ2 歩けよ歩け 香月朔夜
マンホールに落ちても
歩けよ歩け
雷が落ちても
歩けよ歩け
木が倒れても
歩けよ歩け
人が倒れても
歩けよ歩け
雨が降っても
歩けよ歩け
金が降っても
歩けよ歩け
ゴールが見えても
ゴールに着いても
ゴールを過ぎても
歩けよ歩け
足が消える その日まで
歩き続けろ!!
エントリ3 いなくなれば楽になると思うとき脳裏に浮かぶは静寂の画 五月原華弥
薄い皮膚を突き破り
肋骨の間をすり抜け
音もなく沈み込んでいく
何の抵抗もなく
静かにただ静かに
モノクロームの中で
朱色が美しい
いなくなればきっと楽だ
そう思うたびに
その画は脳裏に浮かぶ
痛いのは嫌だから
痛いのは嫌だから
怪我するかもと思って
包丁を持つことすら怖いのに
いなくなればきっと楽だ
そう思うたびに
その画は脳裏に浮かぶ
ココロが痛いのと
カラダが痛いのと
どっちの方が痛いのか
天秤にかけてみるけど
どっちが痛いのも嫌で
だけど
いなくなればきっと楽だ
そう思って
その画は脳裏に浮かぶ
エントリ4 きみのうた 佐賀 優子
大好きな風景を下敷きにしてしまう
虚無の痛みに のたうちまわる うすっぺらな<自分>に
そんな私に しづかに響いた
きみのうたに 少し泣こうか
エントリ5 恨魂 細きん腐とた
寒寒寒。缶カンカン。閑閑閑。
喚喚喚。喚喚喚。喚喚喚。喚喚喚。
緊緊緊。近近近。
君クンクン。
犬犬犬。犬嫌嫌。嫌嫌嫌。
嫌嫌嫌。嫌拳拳。拳拳拳。拳拳拳。拳拳拳。拳拳拳。
コンコンコン。コンコンコン。コンコンコン。コンコンコン。コンコンコン。コンコンコン。コンコンコン。コンコンコン。コンコン恨。恨恨恨。恨恨恨。恨恨恨恨恨恨恨恨恨恨恨
エントリ6 うとうと 植木
せかい
ことば
わたし
きのう
きょう
あした
やんわり
じんわり
しんみり
はてな?
せかい
ことば
わたし
きのう
きょう
あした
zzz
zzz
zzz
zzz
zzz
zzz
エントリ7 城址の公園、炯々たる駅を見下ろして 相川拓也
日はどっぷり暮れて
街に灯りがともって
風が吹いて。
――もう春が来るんだなァ
――冬が終わるんだ
――灰色の冷たい冬が
――終わるんだなァ
列車が駅を発って
風が吹いて
列車が駅に着いて。
――ああ、夜景がきれい
――陸橋を走る光
――明るいホームに
――降りる人が少し
酔っぱらいみたいに
公園を千鳥足で歩いて
濃紺の空を見上げて
鉄道の音がして。
――月はないのかよゥ
――暗いじゃんかよゥ
――あ、それでも
――星が小さく光ってるじゃんかよゥ
エントリ8 さよなら タイム・マシーン 深神椥
(I"あー、やっと僕は昔に戻れたんだねE#
僕は隣の君を見てニッコリと笑った。
君は隣の僕を見てもっと笑った。
僕は空を見上げながら
(I"もうタイム・マシーンはこりごりだE#
そう、心の中で呟いた。
エントリ9 握手もできなかった僕だから 麻葉
手を
繋ぐことの出来なかった僕の
手を
強引に掴んだ君の
手を
今でもはっきり覚えてる僕の
手を
今ではたくさんの人が掴み
僕はその度に大丈夫かなと心配をし
平気なことに安堵の息を吐いて
それでも
繋がっている僕と誰かの
手を
目の当たりにすると気分悪くなったりする勝
手を
まだ治せない
エントリ11 クローン羊の増殖とハクビシンの絶滅 ヨケマキル
正直なところ
環境問題に米粒ほどの関心も無い
作品No154
クローン羊の増殖とハクビシンの絶滅
ヨケマキルヨケマキルヨケマキルヨケマキルヨケマキルヨケマキルヨケマキルヨケマキルヨケマキルヨケマキル
みなさんご存知でしたか?
今から何億年か後の地球上には
哺乳類なんか存在しないって
何億年か後の話なんか知ったこっちゃないって?
そりゃあそうだ
では手始めに
ハ
ク
ビ
シ
ン
を
絶
滅
さ
せ
ま
し
ょ
う
。
ハクビシンを絶滅させましょう。
利己的な恐喝者は起源も子供も持ってはなりません
人間の人間性は人間が決定します
すべての危機が回避されたことで逆に淘汰の割合は
非常に完全になり
世界中を ドリーが 埋め尽くす
Clone sheep television!
ドリーが1匹ドリーが2匹ドリーが3匹ドリーが4匹ドリーが5匹ドリーが6匹ドリーが7匹ドリーが8匹ドリーが9匹ドリーが10匹ドリーが11匹ドリーが12匹ドリーが13匹ドリーが14匹ドリーが15匹ドリーが16匹ドリーが17匹ドリーが18匹ドリーが19匹ドリーが20匹ドリーが21匹ドリーが22匹ドリーが23匹ドリーが24匹ドリーが25匹ドリーが26匹ドリーが27匹ドリーが28匹ドリーが29匹ドリーが30匹ドリーが31匹ドリーが32匹ドリーが33匹ドリーが34匹ドリーが35匹ドリーが36匹ドリーが37匹ドリーが38匹ドリーが39匹ドリーが40匹ドリーが41匹・・・・・
眠
れ
ぬ
夜
の
た
め
に
「人間が終わる時、言語「神」は再び使用されます。
その時まで、みなさまおやすみなさい。」
When man finishes, language "God"
is used again.
good night.
実際のところ
毎日大量のごみを廃棄する事に米粒ほどの躊躇も無い
エントリ12 グッバイエコー 鈴矢大門
出来ることならローリスク
ハイリターン
閉める音からノーリアル
無いみたーい
見えるものさえもう消える
フォーユー?
逃げる僕ならそう言える
どうもこーも
聞けることだけ聴いていく
もういなーい
溶けるころだなそう思う
バイバーイ
バイバーイ
バイバーイ
エントリ13 輪郭だけ見つめている 空人
花は 誰のためでもなく 咲き
雪は 何の理由もなく ただ落ちてくるだけで
見上げた夜空の先は どこにもたどり着けない
すこし前を 君だけがあるく
リズムにあわせて しろい息が流れていく
ふいに振り返る
僕は立ち止まる
外灯の逆光に照らされて 黒い輪郭が浮かびあがり
しろい雪は ただ落ちてくる
君はそのなかで ほほえんだのだろうか
僕には見えないけど
こわばった頬を 持ち上げることしか できないけど
花が 誰のためでもなく咲くように
雪が 何の理由もなく 落ちるように
僕は 君の黒い輪郭だけを 見つめている
見つめている
エントリ14 ハレィルヤ おに
細くて白いこの力
全てを十字に張り付けて
泳いでみたい沈むまで
そしたらきっと
キチガイ扱い
寂しい寂しい言うけれど
そんなに小さな目の玉じゃ
どうせ世の中見つめてみても
なんにもわかりゃあしませんよ
なんにもみぬけりゃしませんよ
戦に行けども平和は遠い
あなたが行けば何変わる?
だけどもいかなきゃ余計に遠い
だからみんなでいきましょう
死んでく人は数知れず
こりゃこりゃ参ったもうだめだ
頭ひねりゃあ毒ばかり
目玉かきまぜレンズをとっても
世界に色がついています
こんなじゃ何にもうまくはいかん
こんなじゃ諍い生むばかり
明るくしようがそっぽを向こが
結局全ては泥の中
泥ならいいが沼の中
ましては毒まで含んでりゃ
みるみるうちに真っ黒に
そりゃそりゃ醜くなるでしょう
現状現実夢かなた
一体いつまで続くでしょう
ああ、ああ
遠くに一つの御星
あの星向かって願いを込めりゃ
たくさん落ちて死んじゃった
みんなで仲良く死んじゃった
作者注:サイトの方で書いた詩です。
別にみんなで平和へ!とか言うつもりはないんですが、
戦争を起こすのは結局人間でしかないと言うことですね。
エントリ15 指と、指 佐藤yuupopic
わたし、ちょっとした特技、あるんだけど、信じてもらえないと思うから
未だ、誰にも云ったこと、
ないけど
ほんとうに必要な人同士が出逢ってるのが、わかるの
糸がね、
見えるの
(でもね、
自分のこと、ちっとも見えない
ちょっぴり、残念
うううン、嘘
かなり残念)
指と、指
ぎゅ、て結ばったやつ
小指とも限らないけど
指と指、
なのは
たしか
ほんとうは赤じゃないよ
朱でもないけど
でもね
この世で生きてる中で、他では見つからない、よ、な
色だから、
どんなカンジか、
口では上手く、云えないな
実際、糸じゃないかも知れない
けど、そんなふうに見える
細い細い
(でも、強くて、眩しい)
光に似たもの
先刻、改札口出て、家に向かう、途中
少し一緒になって
歩いた、
知らない
男の子と女の子
不器用に触れ、離れ、する
指と指が
この上なく美しい形で、結ばってるの、
見えて
二人の
距離
とても愛おしく
なって
まぶたの上
と、胸とおへその間の辺
きゅうン、て
なって
少し、涙、出たけど
あくびのふりした
あなたと、わたし
(つないで、する、だけなら、何度でも、してるけど)
きっとつながってない
見えないけど、
それだけは
わかる
この
冷たい
指と、指
エントリ16 私達は智を愛する ぶるぶる☆どっぐちゃん
ヤル
ロイヤルホテルでヤル
ロイヤルホテルに連れて行かれてヤル
しかしロイヤルホテルってなんだよ何がロイヤルなんだよ
ロイヤル片仮名ってなんだよ
君を君だけをってなんだよそれは何語なんだよ
存在と存在 意味と意味
対象と対象
不在と不在
もう今では車が正面衝突するようなことは起こらないのだろう
ああでも時計の針がプラスチックだなんて嘆かないで
プラスチックのサングラスをかけて何も見ないで
夜中に起き出すとギリシャの哲人に出会った
鏡を叩き割る
ああ、こんなことをしたかったんじゃあ無いのに
(でも手を血だらけにしたかったのは本当)
鏡の破片を手に取り、並べ替える
ギリシャの哲人も手を血だらけにして楽しそうに破片を並べていく
私達は智を愛する
つまりそれ以外のものも
(例えば値だとか 地だとか 知だとか 血だとか)
私達は愛する
私達は 智を愛する
エントリ17 はるいちばん 大覚アキラ
みどりのかぜふきぬけて
おそろしいほどのいきおいで
くもがにしにながれていく
こわくなってめをとじた
めをあけたらはるがきていた
エントリ18 Cauchemar de la Sirene YamaRyoh
深い眠りに 心もとなく
目を覚ました時 悪夢が去った
心に抱いてる古傷さえも 切り裂きそうな鋭い涙
ひとつぶ、海に溶けた。
いつも先に目覚めて言う
「おはよう」が とても好きだったの
そしていつも忘れたくなる
夢に刻まれた あの光景
広い、広い、海の片隅で
あの時交わしたアイコンタクト
あなたは瞬き忘れたままの
私に「またね」って微笑んだ
深い眠りが 心を潰す
目は覚めぬまま 悪夢が舞った
今日もアナタが微笑んだのに 私は瞳を閉じたまま
裏切る勇気か 無謀な結託…
ズタズタになるまで 信じられて
ガタガタになるまで 試行錯誤
そして幾度も行き着く結論
それは「逃げよう」 …恐いから。
作者注:Cauchemar de la Sirene(コシュマール・ドゥラ・スィレーヌ)
フランス語で「セイレン(海の精)の悪夢」です。
ちなみにこのセイレン、「サイレン(警笛)」の語源でもあります。
エントリ19 無眠の朝 凛
冬の青い朝
鳥が空を飛び行く
またねむれなかった
陽が東高く昇ろうとする
清々しい朝に
輪郭のぼやけた私は
あまりにちぐはぐで
この場にはそぐわず
早く消えなければと
焦る
ねむってしまえば
忘れられることもあるだろうに
ねむってしまえば
安らぐこともあるだろうに
私は息をひそめる
無になる
何もなかったかのように
世界が廻るように
私は
消えなければ
エントリ20 冬のグランド さと
鼻水が垂れていた あの時の僕は ぼーっと君をただ見つめていた
冷たい風にさらされて 頬はカサカサ 全身バリバリ
静電気に覆われて 今にも発火しそうなくらいだ 心も身体も
カサカサ バリバリ ビリビリ ドキドキ
僕は突っ立った 電柱だ いや おっ立った 金字塔だ
君はそんな僕の前を 軽やかに 滑らかに 走り抜けた
君はそんな僕の前を キラキラと イキイキと 走り抜けた
その時だった 僕が僕に生れた瞬間 完全に 完璧に 単純に
寒そうな白い短パン 黒くて 太くて 毛むくじゃらな 君の 君の 脚
僕は鼻水を袖口でぬぐいながら 思わずこう叫んでたよ
「やっほーーー! 源吾郎丸く〜ん、大〜ぃ好きーーーっ!」
部室に呼ばれて ドキドキ ワクワク ウキウキ
汗臭さに思わず下半身が モクモク モクモク モクッコリ
君が現れて 白いタオルで 汗をぬぐって 無言で こう こう こう したよ
ビシッ! バシッ! ボコッ! グギッ! グシャ!
鼻血が垂れていた あの時の僕は ぼーっと君をただ見つめていた
痛さが 君の愛情なんだと こんなチビリそうな感覚は 初めてだったと
僕はやっと目覚めることが出来ました 寒い 寒い 冬のグランド
もう ムラムラも ズンズンも シコシコも
完全に 完璧に 単純に 僕は君の女に生りましたと
思ったの 感じたの 誓ったの ねぇホント そうなのよ
エントリ21 ドレス ダウン 「8148(略)ソラン」 改め 「←8ソラン(いぐ)」
馬鹿みたい、と
吐き捨てる口癖がたまらない。
マルボロに火をつける横顔も
最高なのさ。
何て言うか、お前は、
昨日 車で聴いたFMのジャズで、
中目黒の川沿いの並木道で、
A.P.C.のベージュのトレンチコートで、
よく晴れた冬の日の朝焼けで、
ラ・スカーラの食後のエスプレッソなんだ。
俺の言ってる事が分かるか、マリー。
エントリ22 フロンティア 木葉一刀
僕等は見た
闇の彼方に
赤銅色の大地を
月に足跡を刻み
火星は義眼義足で放浪し
しかし僕等は未だ見ぬ
深なる大地
海の底を
天に手を伸ばし
指先が何かに触れたって
大地に足はついていない
エントリ23 永劫回帰 有機機械
いっそ別れたほうがお互い楽になれるんじゃないかな
そうね
あんなに二人楽しかったのにね
そうだね
涙
でも嫌いになった訳じゃないし今別れる必要もないんじゃないかしら
そうだな
身動きのとれない二人
これまでも
これからも
それでもいつか僕達は別れる
そして彼女はまたひとつ大人になる
でも僕は子どものまま
かつての恋人達は大人になっていく
でも僕は子どものまま
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