←前 次→

第14回中高生1000字小説バトル Entry16

軽挙妄動侍

 前略
 「うあああ!!」
 「っつっきゃああ!!!」
 ひしっと、抱き合って叫びあう。
 「マッシーニ!!」
 「キャメロアス!!」
 略。
 「僕の愛を受け止める君の横顔は正に禽獣の如き節目を秀喜せしめん(中略)君はいったね『猫の尻尾から鼻毛が飛び出すとき、また会いましょう』と!!(中略)僕の炎がビザンティンがギリシア火のようにまさかりかつだりんたろう!(後略)」
 「うっつきゃあぁあ!! まさか、あなたが犯人だったなんて的な現われ方をしといてその言い方(中略)的ファンシーをあたしのソウルな魂を激動する様はプリミティブなブロパガンダを要求する功利主義の観念をプレイバック(中略)羽の後尾をさしていったわね『みよ、あれが巴里の火だ』とかなんとか!(後略)」
 マッシーニはその鉤爪(中略)突き激動の夜に蠢く愛を情熱という名のパッションを変更せしめつつ感じた! 世界にはもう二人きりであるかのようなここが実は巣鴨の刺抜き地蔵である事など眼中に無いかのような姿勢でうあああっと! これは伝説のラオ・スペシャルが決まったぁ! 痛みに耐える姿もけなげなキャメロスラブ!!
 「ロザリオ!! (ぼそっと)じゃないわ。キャメロス!」
 キャメロスはそのレヴィタヤンの如く軽挙妄動しその足を金属踏み抜かれたマッシーニに昏迷の過重を想起せしめた!! ああもう僕らは消えることができないと宝塚チックにぬかしたもう彼の霊魂は半分しにかけておったとさめでたしめでたし。
 「マッシーニ! もう離さない!! 君が実は資産家であることなんてちっとも気には留めない!!」
 「キャメロォォォヲヲヲススゥ!!! もおぉずぇったいに身体を離さないわ! 君の号泣をもって判読を不可能とした(中略)あなたが金持ちだ(後略)」
 二人を妨げるものはなにもない! じいさんばあさんの好奇視線など我々の魂がそのシールドとなって反重力光子の障壁を寄越すのだ!!


 二人の抱き合った姿勢は二時間にわたった! キャメロスの背中から血がどばってるとかロザリオだっけかそいつの足がなんだか紫になってるなんてどうでもいいのさ二人の世界は平和そのものなんだからウハハハ! 
 そしてどちらともなくその音は正にハーモニーとなって芸術の中に具有せしめる(中略)によってペルシア湾からの迫撃砲が届いたせいでリビア政府の輸入残高に影響およびたもうた!!
 とにかく、ハモった!

 『金貸して』

←前 次→