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第34回1000字小説バトル Entry23

まさか、現実、まさか?

京都に行く、パーティは夜の8:30からだった。
今流行りのリラクセゼーションで、ゆっくり浸りすぎて、気分はよくなったもののまだ、寝付いてくる昨日までの疲れがある。
 前の彼と別れて2週間、私は次の彼と出逢っていた。
 よくある河原町のタイルらしきレトロの風が似合っているのか、今は遠い冬の幻があるようだ。
 
「びっくりした、松本さん?私のこと...あっ」
と

「松本さん、私が振った彼。でもとても好きな人だった」
と ゆっくりふくよかな頭の神経を掻い潜り、潜るように眼をあけようとした。
「美代さん、ここはまだ地獄よ、眼を開けず、ゆっくり眠りに落ちて」
私は、まさか!!とは思えず
「何かおかしい、さっきとても良い気持ちで、全身の凝りが癒えることがあったのに、地獄だなんて」
と家のベッドに眠っている記憶になり誰かの声を無視しているのか
はたまた聞こえてなく、ゆっくっりと微笑む。
真綿のベッドの中に入り込んだ。
その中は、藁でも、雪でもなく、ふくよかな
真綿のベッドに包まれ抱かれたんだ。

 ザーッと潮風のするたくましい音を聞き、驚き目覚めたい。
でもまだ眠りたいのか、眼を開けるまでには足らず、穏やかに眠りの中に落ち込んでいった。

 ご臨終です。命日は明日4月30日。

 不思議だが、私は死んだの?確かに記憶は、街を歩き、棒に当たったこと....
「あっ、思い出した、いつも夢に出てくる人に出会った瞬間、私はどこかに飛んだんだ」
 観世堂のおいしい、夏みかんゼリーを買った日が懐かしいが、そこにいてる自分を見て、驚いて消えた瞬間、
「ひょっとして、本当に死んだの?」私は、まだ疑ったが
 ゆっくりと街を歩き、おとなしく八坂神社の境内で
「あのぉ、私は死んでるのですか、みんな見えてないですか?」と言った。
やはり誰も見えないのか、私に急にどんどん何かを投げ入れてくる。
どうやら、賽銭箱の横に立っていたようだ。
私はまちがい両手を出して、一杯になる自分のポケットにこれからの生活を考えた。
 家を引越しして、フランス製システムキッチンをつけ、ベスパを買おう。
又、声がした。
「あなたは、白鷺地方へ行った方が良いよ」とアドバイスされた。
私は
「リンゴを探したいので、白鷺へは、明日旅立つわ」
と答え、目覚めた。
看護婦さんがいた
「良かったぁ!あなた、2日間も眠っていたのよ、街で急に暴漢されて、全身打撲の全治3ヶ月、犯人は...」
 だから私はやっぱり息をひきとった。恐いので。

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