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第15回詩人バトル Entry70

俺の女はいつもあぐらをかいている

あぐらをかいてテレビを見ているお前の膝に
俺はそっと頭を乗っけた
お前の小さな胸を通り越して
あご、鼻の穴、短いまつげ
セックスするだけの相手なんて言ったら
ひっぱたかれるんだろうな

いつのまにかお前の手は俺の頭にのっかかってて
俺の前髪をかきあげる
それでもお前の視線はテレビから離れない
お前がさっきから釘付けになってる
テレビ番組のゲイ特集
なにが面白いんだ
お前は今、俺の前髪をかきあげてる事に気付いているのか
ネコでも撫でるようなお前の手つきに
俺は心地よさを感じてしまっている
それでもお前はゲイに夢中だ
なんだか腹が立ってきた
お前は俺の飼い主か
俺はごろごろいってるだけか

俺は腕を伸ばし、お前の耳たぶをつまんでやった
かさかさ指を動かしてお前はようやく
「こそばい」
と頭をちぢこめる
俺がお前の男じゃない
お前が俺の女なんだ

耳をひいてやめてと言うお前の唇に
つけこむようにキスしてやった
セックスはとことん拒むくせに
キスだけは積極的に応じやがって
舌をちょっと出しただけですぐかぶりついてきやがる

お前にとって俺は一体なんなんだ
俺と一緒にいて楽しいか
お前が欲しがる強い男はそこら中にいるだろう
「あたしの弱いと込みせられるのあんただけだよ」
見た事ねえぞそんなもん
「あたしの支えになってくれればそれでいいから」
必要あるのかそんなもん
俺の器じゃもてあましてるばっかりだよ

俺の舌はお前の口から顎をつたい、首筋へと流れていく
一番最初に見つけたお前の性感帯
性感帯の首筋を、お前は決して引っ込めたりせず
どんどんどんどんのけぞらせてくる

ああ、もうかなわないよ
お前はすごい女だよ
さっさとごろごろいってくれ

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