第3回高校生1000字小説バトル結果
作品受け付け3月5日〜4月28日(終了)
作品発表と感想票受け付け5月1日〜5月28日迄(終了)
投票結果発表5月31日
第3回高校生の部1000字小説チャンピオンは
KAZUさん作
『Love is too young to know what conscience is.』に決定しました!!
KAZUさん、おめでとう。
心より感動の拍手を贈ります。
●Love is too young to know what conscience is.(KAZU)
- こんな時代が私にも確かにありました(ああ切ない)。青春は走らせるに限りますね。考える前に跳べ、です。
- 5作品中、ひねりも意外性も無いながら、それだけ無理がなく自然で、高校生らしい内容に好感を持ちました。が、タイトルの英文は意味を成していないような・・・・・・それと、一ヶ所だけの校正ミス(?)が、文章が滑らかなだけに気になりました。
『望遠レンズ付きストーブ』は着想は面白いのですが、字数も余っていることだし(笑)もう少し説得力ある内容にしてほしかったです。『悲劇のヒロイン』はいかにもといった現代女子高生気質を描いているのですが、それだけに終わっているので浅い印象が拭えず残念です。
『白昼夢』は設定が面白いわりには展開が当り前だし、300年前の平和な世界とのギャップを感じさせる工夫も足りないと思えました。
『にせもの』は、作者が訴えたいことがいま一つ伝わってきませんでした。これも設定はユニークなので残念。推敲が必要かもしれません。でも、高校生の皆さんにはますます頑張って書いて下さいと言いたいです。書くことが好き、というのが伝わってきて、爽やかな気分になりました。有難うございました。
- 香織さんへの想いが素敵です。一般の1000字でも上位にいくんじゃないでしょうか? 書きなれている感じもしました。
- やや迷ったのですが、KAZUさんの『Love is too young to know what conscience is.』を推します。生きのいい直球に一票。
以下、各作品への感想?です。
『にせもの』かくれはけいさん作
押しピンの星空は実在しない偽りの世界、そして子供じみた安らぎの世界。そんな場所に逃避しがちな自分。苛立たしくも、ほかに行き場所がない主人公の葛藤が、素直な言葉で綴られていると感じられました。ただ「君」というのはよく分かりません。全体の配分としては、前半は冗長かもしれません。後段にその分を投入していただければ、私としては嬉しかったです。
『白昼夢』Ruimaさん作
大きな力に翻弄される個人の幸福。不幸な未来を描くことによって、現在の幸福が浮かび上がります。しかし人間って、他人の不幸を見おろさないと自分の幸せなんてわからないんですね。そう思ってしまうと少々気が重くなる。アナクロな軍国主義と、未来という舞台が少々ミスマッチに感じました。300年後と言わず、10年後くらいにしておいた方が「想い出」が生きるかと思いますが、いかがなものでしょうか。
『悲劇のヒロイン』トト♂さん作
ペンネームからすると作者は男性なのでしょうか。だとすれば、この、馬鹿でいい加減な女を一方的に描ききる様には何だか鬼気すら感じます。作者には、何かイヤな事でもあったのでしょうか? なんて勘ぐってしまう私は素直な読み手を自負しています(嘘だ)。 最初はヒロインぽいのにだんだんと崩れていく描写が面白い。ふう、と一服吐いてから一気にまくし立てるリズムも心地よいです。
『望遠レンズ付きストーブ』アタモミリヲさん作
ストーブのブームには何か公的機関が関わっているのでしょうか。過去の思い出に没頭させることで市民の目を何かから逸らせようという陰謀のようにも思えます。私自身、ケーブルテレビで古い再放送番組ばかり見ていると、これは本気でヤバイのではないかと思うときがあります。ストーブの効果と影響について、もう少し具体的に書かれたほうがリアリティは上がるかな、と思われました。
『Love is too young to know what conscience is.』KAZUさん作
熱い。ひたすらに熱いです。どうも設定とか細かい部分には色々疑問符がつきますし、なんか主人公が勝手に思いこんでいるだけなのでわ? なんて懸念もあったりするのですが、有無を言わせぬ突っ走りはやっぱり心地よいと、正直に書いてしまいましょう。文章の歯切れ良さもあって、とにかく一気に読んでしまいました。1000文字ならではの作品です。題名は意味不明ですが。
●にせもの(かくれはけい)
- 文章がしっかりしてて、じっくり読めますね〜(謎)。表現も綺麗だし、同年代(?)のせいか、読みやすいです。
- なんとなく懐かしいような温かい感じのする話でした。作品の雰囲気が好きです。
- 最初読んだ時は何だか意味がよくわからなかったのですが、改めて読んでみて、好きだなぁ、と思いました。『望遠レンズ付きストーブ』の最後の部分もすごく好きだったんですけど、全体の雰囲気でこちらを選びました。
●望遠レンズ付きストーブ(アタモミリヲ)
- たったの1000文字で、どの作品もよくまとまっていると思った。どの作品も良かったが、自分の好みにより『望遠レンズ付きストーブ』に投票する事にした。読者を話の中に引き込み、わくわくさせるところが好きだ。
- 全作品中、同じ年齢の人が書いているもので、一番興味をもって読み進められた。ほのかに漂う哀愁、懐古の念が作品に優しい味を出していると思えた。
●白昼夢(Ruima)
- かなり迷いました・・・Ruimaさんとミリヲさんのどっちにしようかって。Ruimaさんの作品を読んだとき、「あ〜、自分らはいい時代に住んでるんだな〜」とため息出ました。やっぱし、多少悪くなっても平和が一番です。ミリヲさんの読んだ後、小学校の卒業アルバムを引っ張り出して読みたくなりました。思い出はいつも暖かくて、気持ちがいいもんです。ストーブにあたってるみたいに・・・。決め手は、Ruimaさんの作品に、読んだ後「さぁ、これからもガンバっていこう」と思わせられたトコロです。元気がないときビタミン剤みたいにパワーが出てくる小説が個人的に好きなんで。この小説を選びました。
●悲劇のヒロイン(トト♂)
- 『にせもの』の雰囲気が結構好きだったんだけど、決め手に欠けるものがあった。と、いうわけで、圧倒的なパワーで押しきった『悲劇のヒロインに』一票投じます。

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