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第4回詩人バトル結果
投稿受付───1月23日迄(終了)
発表───2月1日〜
投票───2月1日〜2月25日迄
結果発表───3月3日
次回参加される皆様に。
詩人登録と作品投稿は別メールで送ってください。
作品には必ずお名前とメールアドレス、HPのある方はアドレスを記入してください。
お名前なしやメールアドレス不明作品は掲載できません。
また40字改行のないものも掲載されない場合があります。
投稿前に必ず確認してから送信してください。
第4回詩人バトルチャンピオンは、
Entry22『世界の終わり』ぶるぶる☆どっぐちゃんさん作に決定しました。
ぶるぶる☆どっぐちゃんさん、おめでとうございます。
票を得た方もそうでなかった方も、次回でまた頑張ってくださいね。
感想票をお寄せいただいた読者の皆様ありがとうございました。
なお、参加作者の皆さんに感想票をお願いしてまいりましたが、
まだまだ状況がかんばしくありません。
そこで今後、参加作者の投票義務化に向けて投稿規定の検討をいたします。
その場合、該当作なし可、感想欄空欄可、となります。
また、投票履行作者には特典等も検討の予定です。
実施開始時期と詳細については改めてお知らせいたします。
●世界の終わり(ぶるぶる☆どっぐちゃん)
- 何故だか私の中に強烈な印象を与えた詩でした。
明日に何かしらの希望を持って生きるのも人間ならば、それによって残酷になり、狭量になってしまうのも人間ですね。
ひたすら信じる生き方とひたすら信じない生き方、瞬間の生と展望の生、どちらを選択すれば良いのかは未だ答えを出せないでいます。
- 人間の根源的な優しさと虚無が伝わってきました。素晴らしいなと思いました。
- もし、どんなにあがいても今日世界が滅びるとしたら、人々はあらゆるしがらみから解放されるのでしょうか?
こんな世界の終わりなら来てもいい気がします。
あと、他に良かった作品は rin さんの『感じる』。『考えることより大切なことは感じること。』というのにすごく感動しました。
- この詩は、じっくり読んでしまいました。
最近、詩について思うのは、いかにおしゃれにまとめて、いかに読む人に驚きのような感動を与えるかということが大事のような気がしています。それは小説も、詩も一緒だと。読み手を無視している一人よがりの詩は読んでいておもしろくない。
●かけひき(3104)
- 候補作はpoem7「馬鹿息子へ」(ポテトさん)、poem25「かけひき」(3104さん)、poem26「感じる」(rinさん)の3作。
「馬鹿息子へ」は子を持つ母でなければ書けない、やや反則めいた(笑)切実な思いが苦しい。
「かけひき」は作者の偽善者ぶり(爆笑)がよく出ていて、らしい作品だったと思う。
「感じる」は作者特有の素直な思いがきれいにでていて良かった。
ということで迷うのだが、やはり暗惨たる雰囲気など吹き飛ばしてしまう空気のある「かけひき」を推薦することにする。
- どれにしようか今回は結構迷いましたが第一印象で良いなぁと思ったのがそのまま来てしまいました。どんどん話に引き込まれていきます。良かったです。
●馬鹿息子へ(ポテト)
- 他にも気になるものはありましたが。これが一番素直に心に響いたのです。夢に素直になっているほど、親に心配をかけていると思う。私もそうだから。
- ちょうど進路で揺れているところでもあり、この詩は大変印象に残りました。息子に宛てる手紙はきっとこんな風に何も飾りの無い言葉こそ自然であり、最も思いが満ちているのだと思います。僕も両親の懐の深さには感謝の念が絶えません。息子さんにも必ず届きますよ。だって、親子じゃないですか。
●背中(イグチユウイチ)
- 簡潔。それでいていいたいことがよくわかる。
「孤独じゃない
孤独じゃない」
と繰り返されるリズムもいいです。
- 淡々としていそうで。たった4行。解りやすくていろいろ想像が膨らむ。でもってタイトルが背中。誰の背中?誰から見た背中? などとまた想像したりして。
とにかく。この一遍がよかったです。
●濁った瞳に映るもの(志乃)
- 言葉のリズムのかんじや表現の仕方、結末が好きでした。
- 哲学と衒学の狭間。探求心と信仰心の橋。
知りたいと思うか、知っているつもりでいたいか。
睡眠薬とカフェインがいろいろ混ざって、複雑な人の心がでていると思います。
●てんとう虫(Rio)
- はっきり言って、詩としての魅力はあまり感じませんでした。でも、いまの私の置かれている状況や将来への展開などを考えると、どうしてもこの詩の「上に 何があるんだろう」というフレーズにひかれてしまいます。自分の好みじゃない詩に投票するなんて…、と自分でも思いましたが、これが詩の持つ力なのだと思います。
反対にイグチさんの「背中」は私にとって魅力的でした。短い中にしっかりと作者の想いが詰まっているという感じがします。適当に言葉を選んだんじゃない。短いけど、この詩をひねり出すにはすごく時間がかかったのではないか、と思います。
あと、竹原さんの「美について」も、私にはない部分がありひかれます。わがままで、本能的で、自分の欲望をすべて包み隠さず開放させる力…、そんな魅力があります。言葉の選び方に鋭さがまし、洗練してくるともっといい詩になると思うのですが…。
- 童謡を思わせるその語り口が平易かつ簡潔にイメージを喚起します
●静かな午後(ヒョン)
- 春は浮き足立っていて嫌いだから、また春がやってきてしまう。。。と。今の気分にはまりました。
- いつの間にか期限が切れていましたが、間に合うでしょうか。私はこの詩が好きでした。なんていうのか、透明感があって、キレイ。短いけど凝縮されている気がしました。
●美について(竹原 秀)
- 今回は、私の中でこれ以外にはありえないって感じで投票させていただきます。だって、すごいんですもの。とにかく。もう。
竹原さんの詩はずっと何となく好きで、今回でスパークしました。『美について』は最後の落とし方がたまらないですね。
他には、ぶるぶる☆どっぐちゃんさんの『世界の終わり』、3104さんの『かけひき』なんかも好きでした。
●灯火(朱那)
- この詩を第4回詩人バトル第1位に投票します。
*
その濡れた目に映る
見えるのに見えない
なのに確かにそこにある
見えないその目に映る
灯火みたいなその
*
ここがすべての中、一番かがやいていました。想像の詩ではなく、この詩はいきているとじます。とうめいで、ふるえていて、むこうへいって又こっちがわへ、かえってくる。
一番ちかづいていきたい詩でした。
●エデンは右手に 追放の地は左手に(羽倉諒)
- 共感、の一言。これはメロディつきの歌詞のような気もします。流れている、ということ。いいですねぇ。
●該当作品なし
- 私は詩の力を信じるがゆえに詩を書かない。書けないのが正確なところだ。詩は新しいものを創り、旧いものを助ける。人を描き物を写す。
ねじめ正一は、小説を書くのは詩を書くのとは違う筋肉を使い、全身を使わなくちゃいけないと言った。逆に言えば詩を書くには一部の強靱な筋肉を使う。それだけの力を酷使して書かれた作品が、この27の作品のどこにあるのか。適当に思いついたことを、これは素敵だなどと考えて書きつけたもの、各々の言葉の持つ雰囲気にのみ酔いしれて書いたもの、読み手の配慮を欠いて記したもの……それらを私は評価しない。つまらないのである。
詩人である、詩を書くのだ、と名乗りをあげからには、最低でも「詩」を書いて欲しい。冗談でも、「そんな古い考えで新しい詩を作れるか」などと、思い上がらないで欲しいものである。

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