第12回詩人バトルチャンピオンは、
鋼鉄の処女さん作『LIFE=MONEY』、
空人さん作『いたいよ』、
空条 遥さん作『親愛なる君へ』の三名に決定しました。
おめでとうございます!
票を得た方もそうでなかった方も、次回でまた頑張ってください。
感想票をお寄せいただいた読者の皆様、ありがとうございました。
| # | 題名 | 作者 | 点数 |
|---|---|---|---|
| 14 | LIFE=MONEY | 鋼鉄の処女 | 2 |
| 47 | いたいよ | 空人 | 2 |
| 37 | 親愛なる君へ | 空条 遥 | 2 |
| 8 | ありふれたイメージ | haworu | 1 |
| 19 | しもやけ | 狭宮良 祇簾 | 1 |
| 59 | ちなみに飲んだのはサントリーのホットレモンでした(^O^)/□<オイシカッタァ) | 春九千 | 1 |
| 36 | 1 | ||
| 58 | 屋上の風景 | イグチユウイチ | 1 |
| 54 | 下北沢/女子プロレス | いとう | 1 |
| 55 | 花祀り | 木葉一刀 | 1 |
| 53 | 泣いてないで あくびしてん | mzk | 1 |
| 12 | 乞う | bactelia | 1 |
| 34 | 十字架 | 七威 | 1 |
| 56 | 半身論 | ぶるぶる☆どっぐちゃん | 1 |
| 35 | 又 | 吉田大祐 | 1 |
| 18 | 路地裏の交差 | 葉月みかQ | 1 |
1日の大切さを、お金に喩えることによって、最近流行った
「世界が100人の村だったら」にも似た分かり易さが出ています。
説得力があり、良い作品だと思います。
たった3万円。けれど大きな大きな3万円。
自分のこれからの残金の行方が気になってみたり。
考えさせられる作品でした。
書き方にユーモアがあり、とても面白いです。
何かわからないけど共感する部分がありました。
私の好きな人がこの詩の中の人のようであればいいなぁと思いました。
どちらかというとありがちな内容だと思います。こういうのを印象的に書けるところがすごいです。
「って」の前を一字空きにしているのも躊躇っているみたいで効果的。
冒頭にインパクトがあるので、ラストが弱いような気もしますが、これはこれできれいにまとまっていていいと思いました。
気がついた作品(好悪問わず)感想を書いてみる。
Entry3 玄冬
イメージの連鎖。ひとつひとつははっとするイメージなんだが、そこから何が浮かび上がってくるのかがわからない。惜し。
Entry14 LIFE=MONEY
着眼点と発展がおもしろい。最後の二連がなければこの作品に票を投じていた。
Entry19 しもやけ
感性が独創的。ただし言いたいことが薄い。惜し。
Entry21 友達
個人的にはこれもおもしろい。回を重ねるごとにこの作者は独り言から脱却しようとしているような気がする。
Entry22 出逢った
ここに書きたい気持ちはよくわかる。トラブルメーカー。でも、それが?
Entry31 ミエタ
「白牡丹と いふといへども 紅ほのか」
出直してきて。
Entry34 十字架
ユダネタはもう食傷。
Entry37 親愛なる君へ
すさまじくベタ。でも好きなものはしょうがない。
浜崎あゆみの「You」を思い出した。この曲、好きなんだからしょうがない。
Entry54 下北沢/女子プロレス
詩として成立している数少ないもの。
でも、ネガティブなのは好きじゃない。うがっている。
Entry56 半身論
マクロすぎたのがもったいない。もっと「論」を磨いて欲しかった。もっとぎくりとする言葉を投げて欲しかった。それと最後はストレートすぎ。
Entry59 ちなみに飲んだのはサントリーのホットレモンでした(^O^)/□<オイシカッタァ)
既製の概念を無視しまくった作品。この作者の行く末に、何げに期待している。
どんな詩でもいいと思うが、せめていくつか名の知れている詩を読んでから書いて欲しい。「俺はまったく違う詩を書くんだ」という意気込みでも構わないが、まったく違うと言ったって元の形を知らなければ違うものも書きようがないんじゃないだろうか。大体が、日常の思考が既成の社会にどっぷり浸かっているのだから、それを書いたってありふれたものにしかならないのではないか。
と、まったく詩を書かない人間としてそう思う。
熱いっ
熱いっすよ
なんか(≧∇≦)G
青春(^^;)のほとばしりって感じがするっす
昭和40年代あたりの青春ドラマの匂いがするっす
フォークソングに乗せて歌えば
ノリノリだぜぇべいベー♪
イエ〜
今回は “読める”作品がいくつか揃ったように思います。
かなり迷いましたが、結局「ありふれたイメージ」で。
最後の落としどころがやや拡散してしまってるけれど、
後半、リズムの「崩し方」が巧かった。
ここで作品に深みが出ています。
この崩しがなかったら単調な作品で終わってたと思う。
表現のしかたが好きなので、この作品を選びました。
「仄昏い空の早朝は/いきものの命が重く/考えるだけ 頭が寒い。」
という部分は、冬の引き締まった厳しい空気を、リアルに感じさせてくれています。
その後に続く部分も好きです。
特に、「濃い命」ということばが。
同じ命を持つというのに、どのくらい切望しているのかというと、
それは猫や鳥よりも随分と薄い・・ということなのでしょうか。
今回もたくさんの作品、たくさんの気持ち、たくさんの世界が広がっていました。
いいなぁと思った作品は
11、高橋雄一郎さん「時間」
作品の気持ちはすごーく共感!でも表現とかがわたしの好み
じゃなく…。でもまた別の詩も読んでみたいと思いました。
32、nobyさん「fly」
こんな風に飛べたらいいなーと素直に感じた詩でした。
40、氷月そらさん「空」
”この空であたしは育った”以降がとても好き。暖かな気持ちに
なれた詩でした。
47、空人さん「いたいよ」
”だけど”から始まるのがとても新鮮でした。この「いたい」はとても
やさしい気持ちを含んでいて、ふつういたいのは経験したくないけど
(そのままで)まあ、いいかとなんだか思ってしまいました(笑)
48、深谷 章さん「入浴」
読んで”にっこり”の詩でした。
55、木葉一刀さん「花祀り」
とってもきれいな詩でした。個人的にもう少し”気持ちの深み”
のようなものが欲しかったです。
59、春九千さん「ちなみに飲んだのはサントリーのホットレモンでした」
題名はおかしい(笑)けど、短いのに空気感とイメージがすごく
膨らんで、すごいなぁって思いました。今回はこの作品に一票!!
自慰をしているような他の作品の中で1つだけレベルがちがっていました。
情景を描き出すのがうまいです。
実際にそんな風景は知らないんだけど、すごく臨場感があって。
男女の微妙なやりとりも、その景色に溶け込んでいるようで。
別に何を言いたいのか、というのはないんだけど、
なんとなく詩に酔わせてくれるような感じがしました。
なんとなくだけど、あぁ、わかるわかるって感じ。
寂しいけど寂しくなくて、悲しいけど悲しくない。
そんでボーとっしてふらふらしてる。
そんな感じでいい感じ。
「何か」って流行語のようにつかわれている。いくら詩でも何?と問い詰めたくなる。詩なんだからそれをうまく表現して欲しいのに。詩心が足りないよ。君は……、と語りかける詩がある。ステレオタイプのメッセージ物も面白くない。あなたにしか書けない視点であなただけの感性で表現してよ。インディーズレベルの詩であれば同じような詩はいろいろなところで見かける。どこかで見たようなつかわれたような言い回しには魅力はもうない。勝手に語って勝手に怒っている詩もある。読んで想像して遊ぶ余裕も与えてくれない。明るい詩でも暗い詩でもこれは同様のことがいえる。お酒に酔うように詩を楽しみたいのに。終始、語り口調でまとめられると恥ずかしくて読んでられない。それで孤独なものだったりすると本当に友達いないのでは? と別の意味で悲しくなる。心配に近い悲しさです。今の世の中。一人で生きていけるわけないの! 日常の生活の中で一度も会ったことがない人でもお互いに支えあっている。軽々しく孤独とか言わんといて。孤独なら孤独だと思わせる境遇を詩にしなさい。
……似たような詩が続くため、だらだらと文句を並べても仕方が無いため「おっ」と思った作品をとりあえず挙げる。
3,玄冬
14,LIFE=MONEY
19,しもやけ
24,魔法の呪文
31,ミエタ
50,日々 どこかで誰かが
55,花祀り
以上です。今回、これ以外の作品は読んでいて正直どこか気持ち悪かった。
というか疲れた。
でどれにするか、木葉一刀さんの55の花祀り、これにします。意外にこういう詩は結構、好きだったりする。私には表現できない世界だから。
独特のやわらかい口調がすごく好きです。
この詩の雰囲気を、いっそうよいものにしていると思います。
次点は葉月みかQさんの「路地裏の交差」。最後の連が特にいいと思いました。
茶封筒さんの「こごえるよるに」も好きでした。発想が面白いし、読んだあとやさしい気持ちになれました。
上にあげた3つの作品で迷ったんですが、mzkさんの詩の雰囲気がいいと思ったし、こういう言葉で書いてあることがとてもいい効果をもたらしていて、上手いなぁと思ったので、決めました。
『魔法の呪文』と二択でした。奇数がでたので、こちらに一票。ごめんなさい。
私が乞うのはもう一つ。
欲してください 水と光と力と愛を
改行位置にやや疑問が残るものの、今回のベストは七威さんの作品だった。
イメージが言葉として、過不足なく簡潔に、美しく結晶化している。
次点は、ぶるぶる☆どっぐちゃんさんの「半身論」。
正直なところ、こちらを一位にしようかと迷ったのだが、僅差で二位。
こむらさきさんの「玄冬」と、すけあきさんの「母の逝く夜」も、
共に捨てがたい魅力があった。
今回は珍しく迷わずに推薦作を選ぶことができた。
ぶるぶる☆どっぐちゃんさんの「半身論」を読んで、思わず泣きそうになってしまった。
いつか来る終わりを、頭から追いやることができない。
自らの見つめる真理への諦念。
そこから目をさらさずにいるから、また、悲劇のヒロインぶってみせないから、
この詩は甘ったれた感じがしなくて、胸にしみる。
最後の連も、情緒と余韻があってとてもすばらしい。
次点は、いとうさんの「下北沢/女子プロレス」とイグチユウイチさんの「屋上の風景」。
ちなみに、上記三作品以外は印象に残らなかった。
尤もだと思います。
ストレートでフルーツフルな感性。
おまけに元気がでてくるぞ、この言葉。
こんな題材で書いてみたかったっと、
悔しい思いをさせる小品である。こりゃ
かなわんにゃぁと、庭先で爪を研ぐ。