第9回1000字小説バトル結果
作品発表────────11月1日〜
人気投票受付け─────11月1日〜28日迄
結果発表────────11月30日
第9回1000字チャンピオンは
しょーじさん作『感想文』
に決定しました!!。
しょーじさん、おめでとう。
心より感動の拍手を贈ります。
感想票
●感想文(しょーじ)
- しょーじさんの「感想文」に一票。だって笑えましたもん。ここまでとは行かなくても、「歯に衣着せた」感想を書かなきゃいけない時ってありません? 私としては、かなり痛烈な皮肉を込めた作品、という感じです。
- 文章が滑らかな作品が好きです。『次の話題』『ペチカ』『豚妻』『月夜のマキビシ』『山から帰る家族』等々がそれにあてはまると思いましたがなんとなく好みで推薦作品を選びました。
- 今回は完璧に趣味で選びました。『喰う』『グリーンカード』『月夜のマキビシ』『宝者へ』など、どれも面白かったですが、それら全てを蹴散らして、しょーじさん、あなたに一票投じさせて頂きます。大いに笑わせて頂いて、感謝です。
- 短編ではあるが、まれに見る好作品だと思う。作者の今後のご活躍をお祈りしたい。
●かっぱの河流れ(逢澤透明)
- 見事な作品、だと思う。多分。自信はないけど。芥川竜之介を感じさせると言ったらほめ過ぎだろうか。ほめ過ぎかな。まあでも面白いと思う。多分。
- 今回はナンセンス系の作品が多く見られましたが、この作品の外れ方が一番気持ち良く読めた気がします。なかでも「わかっぱない、わかっぱない……」から続く河童語の連続が見事でした。
- 内容はないんですが、「かっぱの河流れ」の諺がもっているどうしようもなさが、脱力しただらしない文章でよく表現されており、印象的でした。
●グリーンカード(Bailey)
- 他人の死を見つめた作品があまりに多く似たり寄ったりなので、目は通しましたが選考からは外しました。夏蜜柑さん、たみかさん、Baileyさん、Sagiさん、越冬こあらさん、一之江さんの作品がそれぞれのジャンルで良かったと思います。あとは私個人の嗜好でBaileyさんの作品を選ばせていただきました。
- ファンタジーやナンセンスの世界でも秩序がなければただのほら話だが、「グリーンカード」は世界が構築されていた。擬人化された動物に人間のエゴと理不尽さを感じる。タイトルと結末にもう少しひねりがほしかったのだが、雰囲気を買った。
- どこがよかったとか、はっきり言い表せられないのですが、全体に流れる情感が自然で、心に響くものがありました。
●賞品(TAKUTO)
- わかりやすく、読んでいて肩の凝らない作品。オチもチャーミングな感じがする(もしかしたら皮肉っぽいオチなのかもしれないが…)。個人的には、導入部をもっと短くして、もっと動物たち(?)とのやり取り(まさに仮装大会のシーン)に字数を費やして欲しかった。
- 面白かったし、私の好みに合った。仮装していたのはいったい何者だったのだろう。十分想像する余地もあったので楽しむことができた。
- 着想の妙と、現実と非現実をたゆたう文章の流れはこの作品が一番でした。最後も、これからを予感させる終わり方で、すごく私好みでした。
●契約はお急ぎで(茗荷丸)
- 「オチ」がちゃんと「オチ」になっていたという点で投票しました。最後「結」で終わるのは、作者が意図したかどうかはわかりませんが「結末」の結ともとれる駄洒落が私の琴線に触れました。ただ、オチまでの展開や会話内容がオチを生かしていないのが残念です。
- 1000字っぽくてよかった。
●母娘(岡嶋一人)
- 近い未来に本当にありそうなひとコマ。叙述トリックもうまい。
●豚妻(越冬こあら)
- 今回は、楽しい作品に投票します。本当は感動させてくれる様な話にしたいんですが、今回は小粒だった様な気がして、それなら私の好きな系統の作品をと思いました。今回楽しかったのは、『感想文』と『豚妻』の2作です。どちらも甲乙付け難く、悩んで、じゃんけんでもして決めて欲しいんですが、文字数の多い方にします。ということで、『豚妻』にします。(なんかいい加減な決め方でごめんなさい)
●月夜のマキビシ(ヒモロギ)
- インパクト、という点で傑出しているように思いました。「立川文庫の忍者小説」という当たりに起伏を感じましたし、その後への期待をフツフツと高めてくれます。「ツキヨノマキビシツキヨノマキビシ」が妹の雰囲気をうまくあらわしてて、うまいなあと感じました。世界が作り込まれてる、という印象です。しかし今回は読んで「おもしろいな」と感じる作品が多く、楽しかったのです。
●山から帰る家族(一之江)
- 文章が奇麗でした。雰囲気を味わえました。ちょっと難しい漢字が多いような気もしますけど。うまく伝わってきました。
●宝者へ(アベタツヤ)
- 正直に書いてみてこの作品に特別な力があるのかというとないと思うけれど、心惹かれた。ほかの作品に力のあるものは多くても、心の惹かれるものはなかった。故にこれを。次点で越冬こあらさん、鮭二さん、TAKUTOさんがよいと思った。
●なし
- どの作品も総じてレベルが低いというわけではない。なかなかに粒揃いで、楽しめた。しかし、チャンピオンの名を冠するにふさわしい作品があったかと自問してみるに、どれももう一歩工夫が足りなかった気がする。次回に期待します。

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