作品受付/第1回は8月末日〆切り(終了しました) 投票受付/9月末日〆切り(終了しました) 結果発表/10月4日
第1回体感小説バトル・インデックス 第一回体感バトル結果記念すべき体感バトルの第一回結果です。 第1回体感バトル小説部門チャンピオンは、蒼さん作『化学反応』に決定しました。 第1回体感バトル詩部門チャンピオンは、 感想票小説部門エントリー13 蒼さん作/化学反応 感想:まーみんなうまいけど、これかな? 原子、分子はもう古い。素粒子まで行ってほしかったけどね。 感想:最初にエントリーされたのを読んだとき、あー終わりがこうでなきゃどんなにかいいのに!と思っていたところ…最後の一行を省いたバージョンが新たにエントリーされ。ちょっとずるい気はするけどこれに一票。 感想:不思議な感じがしました。話も良くまとまっていました。とても興味深い作品だったと思います。 感想:この娘とまたいつか出逢うんだろうな。そしたら二人はどうなるのだろう。牛丼を食べてる暇はないかも。 エントリー4 ラディッシュ・大森さん作/ミスタースモールを探して 感想:才能のほとばしり を感じました。ミスタースモール的世界にすんなり入り込め、ここちよく出て来ることが出来ました。群を抜いている と思いました。 感想:とにかく笑えました。三段腹の活用方法に目を見張る思いです。 感想:キャラが立ってる! こなれていてうまいなあと思いました。 エントリー3 橘内 潤さん作/ノック 感想:全部レベルが高い作品で、かなり悩みましたがこの作品の雰囲気が一番好みです。静かさと躍動を使い分けられる技量は見習うべきだと思いました。 エントリー8 だぎーさん作/夏の音色 感想:『さかな☆さん作/巡り巡って、夏』『カピバラさん作/晴れの日に』も面白かったし、完成度は『だぎーさん作/夏の音色』より上だとも思う。しかしながら、票を入れるのは『夏の音色』にだ。おっちゃんのいた子供時代と社会人になった盆休みとの間の、どうしようもなく流れてしまった時間を、水道・蝉の鳴き声・宅地開発・虫取り・ゲーム機、そしてなにより、いなくなった鈴虫が上手く表象していると思った。欲を言えば、「-------------」以降は「ノブ」ではなく漢字名だったほうが時間の流れを表現できたと思う。言い回し全般に関しても、もう少し推敲できると思う。文章全体としても、もっと引き締められると思う――などと言いつつも、一番グッときたのはこの作品。1,000字や3,000字の作品も是非、読んでみたい。 エントリー12 棗樹さん作/本を探す 感想:自分の読みたい本は、自分で書くと、書いてあった。書いてほしいと思った。「恋をするように本を読む」ってところが好きだった。以前読んだんだけど、イメージが今も蘇ってくる。他のは、思い出せない。 詩部門 エントリー3 加賀 椿さん作/下宿人の歩き方 感想:発想の面白さが際立っている。誤字脱字も見つからなかった。完成度も群を抜いている。ただ、どうも小器用な感じが気になる。他の作品はフレッシュなエネルギーを感じるものが多く、これからに期待できそうだ。 感想:詩作の場合心象風景や内的な葛藤を主題に選ぶことが多いように思われるのですが、加賀さんは下宿という、いい意味で少し古びた主題を選ばれた。具体的で非常にいいと思うのです。その独自の視点がまず非常に好もしかった。次に場面の流れ。具体的な場面と、心の流れが一致していて非常になだらかです。言葉も、これといって奇をてらうわけではない。ごく普通の風景を、ごく淡々と書いている。それが主題に合っていると思うのです。そして最後、これまでの、少し臆したような自分に、イエスという、色々あるけれど、この家ではこうする立場だけれども、自分は自分の状態にイエスという、その晴れ晴れとした肯定の様子が好きです。非常に好もしい作品でした。 感想:ちょっと分かりにくいけど、好きな作品です。下宿人の生活の雰囲気は伝わってくる。あと心遣いとか伝わってきて、温かくなる。でも自由に生活してる人や、他人のことをあまり気にしない人にはちょっと分かりにくいです。文体も結構好き。 エントリー6 空を仰ぐ人さん作/砂と水 感想:砂と水という比喩が、とても表現出来ていると思います。 感想:なんだか自分の恋愛体験に当てはまって、ツボにはまりました。 エントリー4 みけねこさん作/秋の空の下で 感想:この作品の文体や改行、というか文字間隔とでも言いますか、とても好感が持てます。多分、自分の感覚に近いような気がします。というわけで、みけねこさんの作品に1票を投じます。 感想:どこが? ――と問われると具体的には答えにくいのですが、「ああ、そうそう――そんな感じ」と思ったので、この作品に一票です。詩人も小説人も「空」が好きですけど、コレダッと思うのはなかなかお目にかかりません。この作品も、きっともっと研けるのでしょう。 エントリー5 ネコタ斑猫さん作/ここだよ 感想:平仮名でかたられる、やわらかな雰囲気がいいと思いました。平仮名ばかりだとよみづらく感じてしまうこともありますが、この作品はそうでもなかったです(読みやすい、とは言えませんが、抵抗はそんなになかった)。作者のやさしい視点が感じられました。 次点 加賀 椿さん「下宿人の歩き方」 面白いです。空を仰ぐ人さん「砂と水」 途中までの表現は美しい。いいと思います。最後の一行が、ちょっとひねりが足りないかなぁと思いました。 感想:想いが切実に伝わってきます。ネコタさんはおかあさんなんでしょうか。リアルですね。 エントリー1 シモジマトーチカさん作/彼女は言った 感想:カタカナの部分がよく分かりませんが、彼女の言い分はよく分かります。この詩が一番楽しかったので、これに一票。 |