第6回1000字小説バトル結果
作品受け付け───7月15日〜7月31日迄(終了しました)
作品発表─────8月1日〜
人気投票受け付け─8月1日〜30日迄(終了しました)
結果発表─────8月31日
第6回1000字チャンピオン決定!!
岡嶋一人さん作『本番いきまーす』に決定!!。
岡嶋一人さん、おめでとう。
心より感動の拍手を贈ります。
●本番いきまーす(岡嶋一人)
- はっきり言って、すごくわかり易いと思う。他の作品はなんだか妙に小難しいことばかりで何が面白いのか、感動もなにも伝わってこない。それに引き換え、岡嶋さんの作品は『頼れる上司』にしても平易で、読みやすいし、面白さがじわじわっと、それでいてストレートに伝わってくる。最近、気取った文書ばやりでいい加減うんざりしていたが、素直に、楽しめた。
- なかなかしゃれてて、面白かった。100年先でも「よーい、スタート」ってやってるのかなあ。職人さんの世界だもんね。
- ほのぼのとして、好感が持てる。ラストの落ちの部分も、今の庶民文化の衰退を予感させる。『頼れる上司』とともに今後に期待できる作家。
- 1000字にあえて落ちは必要ないと思うが、この場合の落ちは時代とかいろんなものが含まれていて面白かった。
- 良いですねえ、こういう作品。何度読んでも薄笑いがこみ上げてくるし。情景の描き方・話の持ってき方が旨い。ダントツだと思います。この作者の将来が楽しみです。
●鬼灯(ほおずき)(鹿野まどか)
- これはまるでプロの作品のように(?)躓かせず滑らかに「読ませてくれる」作品でした。ある種の「怖さ」と、「切なさ」「郷愁」等々が短い文章の中にバランス良く配されていて、何度読み返しても上手いなあ!と感心しました。心に残る深さを持った作品で、読後にもイメージが膨らんで、その余韻も楽しませて頂きました。他には『足音』『えんどう』『あじさいの傘』も好きでした。並べてみると全部に共通点があって・・・私好み、ですね。私好みでない中では『地下室のメロディー』が面白かったけれど、この作家の作品にしたら第5回の『分別収集ノススメ』の方が上かな、とも思います。
- 題材、文章、構成の三拍子が揃ったいい作品だと思います。父だけが鬼ではなく、母も鬼になる(なってしまう)所が素晴らしい。なんとも言えない哀しみが最後の段落からにじみ出てきて、うまくまとまっています。
- 今回は迷いませんでした。突出していた。文章に牽引力があって、もっとも作品世界にハマりまくりました。
- 鹿野まどかさん『鬼灯(ほおずき)』を推します。勇次にとっての鬼、平穏な家庭の裏にあった影の迫り来る様が、破綻なく引き締まった文章で生々しく描かれていると思いました。逢魔時の薄闇をも体に感じさせられました。
●海とロビン(紺詠志)
- ほのぼのしていてとてもよかったです。ロビンのあの愛らしさの前には、フ○ービーもアイ○も完敗でしょう。こんないい機械が「ポンコツ」だなんて……。それはさておき、とてもいい作品でした。ロビンが最後まで役立たずなのも、またよし。
- 今回は一つだけを選ぶというのは、私には無理だと思います。が、どうしてもという事で、機械ペットと人間との友情を描いた『海とロビン』にします。
- ロビンの話し方が、とても印象に残りました。
●さかなの子(北村曉)
- 怪奇モノと言えなくもない。だが殺伐とした怪奇モノが幅を利かせた今大会において、この作品はより上質の、ほのぼのとした怪奇さを披露してくれたように思う。軽快なテンポも心地よかった。新ジャンル、「快奇」小説開幕の予感。
- 北村さんの持ち味がめいいっぱいでててめちゃめちゃシュールでよかったです。次作も読みたいです。
- 面白かった。猫を抱き上げるくだりは笑えたし、最後の一行が素晴しい。前回の『蛸の目』も良かったけど、今回の方が完成度が高いと思う。なにより私のツボにはまった。独特のシュールな世界にいつの間にか引きずり込んでしまう、作者の感性と技量に頭が下がります。この作者の作品、もっと読みたいなあ。
●天狗の鼻岩(三月)
- 『叔父の菊』に続き三月さんの作品を推薦したい。この人の作品は本当にすごい。僕なんて足元にも及ばない。まるで文庫本の『傑作短編集』の一つを読んでいるようだった。この作品だけ他のとはまるで違う場所にいる。ちなみに『叔父の菊』、『天狗の鼻岩』は印刷して何度も読み返している。あ〜あ、俺もこんな作品、書けたらな〜。
- 次点はなし。その他は団栗の背くらべで絞り切れない。推薦作は構成にも文章にも破綻が全くなく、無難に仕上がっていると思う。「どこかにありそうな話」だが、この筆者独特の爽快さというものが感じられる。
●なんてこった。(一之江)
- 等身大の文章に引かれた。無理せず自分にカァカァするところを描いたところがいいと思う。不思議と読んでる自分にしっくり来た。あんまりここにはないようなお話だけれど、こういうのももっとあればなぁと思った。
- すばらしい。口の悪いおばさんだと思っていた語り手がいつの間にか不倫相手に貢いでしまう弱い女になっていた。「新お茶」の件や住友銀行の営業時間についてもいちいち共感を覚えた。
●5年目の七夕(小沢 純)
- 彼がどこにどういう目的でいなくなったのかはあまり詳細に説明書かずに、やはり5年ぶりに話したときの彼女の複雑な喜びを表現してほしかった。
- なんだか、嬉しい気分になりました。こんな、ラブストーリーは大好きです。もう一度、読んでみたいと、思いました。
また、読んでしまった。なんだか、嬉しい気持ちになってしまう。疲れた時は、ハッピーエンドを読みたくなるからかな。待ってて良かった。私も、待ってるかな。『東京が遠ざかる』も女性の気持ちが、とてもよく伝わってくる気がします。せつない気持ちになってしまったけど、ドキドキしますね。戻ってきたら、う〜ん・・
●足音(イサム)
- 1番心に残る小説だった。最初読んだ時はそうでもなかったのだが、後からジワリジワリと心に沁みてきた。母の言葉からいろいろ想像させられた。
- ろうそく炎が揺れるほのかな優しさと亡き母を慕う息子のやさしさがあふれでているのに静かで惹き寄せられました。
●東京湾SOS(塔 重五)
●博士の遺書(3吉)
- こういう話は結構好きです。「山田君大暴れ」が特にいい。
●僕は正義のヒーローだ(よしよし)
- 大変、迷いました。『リサイクル』(sakutaroさん)とか他にもいろいろあって良かったのですが、最終的にはインパクトが一番強かったこの作品にしました。
●あじさいの傘(紅 樹)
- さわやかです。こういうの弱いもので。台詞がかわいらしくっていいですね。ほのぼのと暖かい作品。惹かれました。
●Japanese Worker(じろう)
- 落ちのインパクト重視でこの作品に決めました。「落ちが読めた」と言う人は居ないのではないでしょうか?
●ノートルダム(狂)
- 全く意味不明で、飛びきり面白かった。これはいい!「おかしさ」だけを押し出す作品も他に多くあったが、ここまで徹底されると逆に気持ちがいい。参りました。
●四角いお父さん(越冬こあら)
●僕の拡張的人生(蛮人S)
- 透明感のある文章で、無駄がない。やや語句の難しいところもあるが、それはそれでまあいいか、と思わせる安心感がある。キュートでクール。気の利いたフランス映画の宣伝コピーみたいだが、実際そういう話なのだ。一見すると、形態のチャレンジとも思える。しかし、よくよく読むと、これ以外の形態は考えられない、と思えるほど嵌まっている。(^^;)さえも。
●唐蕃朱(とまと)(海坂他人)
●元気なおばあさん(多田野英俊)
- 『元気なおばあさん』がよかったです。悲しい話ですよね。このおばあさんの人生、家族が浮き上がってきました。次点は『アル中』(Baileyさん作)です。身に覚えのないことはアルコールのせいなのか? 怖い話ですね。
●ライス・アンド・ミソスープ(大森 柔)
- 評論家の意見を鵜呑みにする、ワイドショー的な社会への風刺として読みました。どことなく「注文の多い料理店」を彷佛とさせるものがありますよね。書かなくても判る人物設定をあえて書かない姿勢にも好感が持てます。これ、判らないっていうのはしっかり読めていない証拠ではないでしょうか(良いと思うか悪いと思うかは別として)。
●金魚の夏(オザキトラ)
- 初めに全作品を読んだ時に、一番印象に残った作品でした。
●無し

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