第35回1000字バトルの結果は、アナトー・シキソさんの『牛のことで』がチャンピオン作品と決まりました。
アナトー・シキソさんは2度目のチャンピオンとなります。おめでとうございます!!
皆さま、ご投票いただきありがとうございました。
※投票いただいたにもかかわらず、こちらに感想が掲載されていない場合は、至急ご連絡ください。
| # | 題名 | 作者 | 点数 |
|---|---|---|---|
| 25 | 牛のことで ★ | アナトー・シキソ | 5 |
| 35 | 噛む蝶 | Ame | 3 |
| 15 | 終わりのない旅 | フォニックス | 2 |
| 21 | ベランダ | 野郎海松 | 2 |
| 2 | 純愛の行方 | マーマレード=ジャム | 1 |
| 8 | ルシアの旅 | yucca | 1 |
| 9 | Contrast | くさなぎ紫苑 | 1 |
| 18 | 『完全被甲弾』 | 橘内 潤 | 1 |
| 19 | 発狂マシーン | 坂口与四郎 | 1 |
| 24 | 彌久抄 | うなぎ | 1 |
| 30 | 目玉 | キリハラ キリオ | 1 |
| 32 | 再会 | 青野 岬 | 1 |
| 37 | 愛のレシピ | KOYAMA | 1 |
| 38 | 2045年、大規模集積場 | 羽那沖権八 | 1 |
| 42 | グミキャンディー | ラディッシュ | 1 |
| 45 | ワンピースの記憶 | 有馬次郎 | 1 |
| 48 | あめゆじゅとてちてけんじゃ | るるるぶ☆どっぐちゃん | 1 |
| - | なし | - | 1 |
インドでもないのに……(^^;
いきなり度肝抜かれる始まり方。この時点ですっかりやられちゃいました。
なにはともあれ、まず牛が居て、それから。
こう言う話の作り方って大好き。
で、文章がとても笑える。センス最高です。勢いもあるし。
なによりもイッちゃってます!
で。……なんだこのシニカルな終わり方は……(滝汗)
まいりました。
すいません僕が悪かったです。
って言うか、負けました。
あなたに票を入れさせていただきます!
いいのか?これで。
本当にいいのか!?
笑えたので『牛のことで』を推します。
どうやって答えたら、牛さんを刺激せずに済むだろう……ううむ、考えてしまう。そーいえば、「あくまをころしてへいきなの」という、有名な質問があったっけ。
ところで、このタイトルやけに聞き覚えがあるんですけど、以前に似たようなの出てましたっけね?
他に目を惹いたものに感想など。
『万置師』……こういうアイデアはとても好き。ただ、独白のみではアイデア倒れというもの。勿体無い。
『発狂マシーン』……人格点の評価、というネタは面白い。ただ「発狂」って言葉は今ひとつ。
『事なかれ主義でもなし』……なんだか読まされてしまった。上手い。
『目玉』……熱視線ですな。BCG――違う、CCB。シュールで面白い。が、「死」の一文字は使うべきでなかった気がする。そこで、何だか作品のムードが悪い意味でグロテスクなものに変わってしまい、コミカルなラストと整合しない。
『舞い上がる絶妙なコロネ』……楽屋オチなのに面白い。珍しい。でも、死にオチは×。せめて排泄物が飛ぶ位に(いや……それこそダメでしょ)。
「牛のことで」
一見して、主題も何も見あたらない小説である。
しかしこれを「面白い」と感じる自分がいる。
もしかするとこの小説は、私のどこかに〈何か〉を訴えかけてきているのかもしれない。
その感覚を信じて「牛のことで」に投票してみようと思う。
その他に面白かったものとして「雨音」を挙げたい。一見バランスの悪い小説に見えるが実はそうではない。語り自体が主人公の意識の流れそのものであり、この小説のアンバランスさとはすなわち、この主人公の統一性を失った自己なのである。いたずらにフォルムの前衛に走ることなく、見事に自己の危うさを描き出している。
しかし困ったことに、こちらより「牛のことで」の方が面白いのである。
ミカと僕は、余分な世界を生きている。
余分なときを共有できる彼らの愛おしさ。嫉妬せずにはいられない。
そのくせ文章に余分なものは一切ない。牛さえも、彼らの前ではラブリーアイテム。
「牛のことで」。スマートな、スイーツ。だと思った。
次点「グミキャンディー」ラディッシュ・さん
得体が知れないから、すこし離れてみていた。
カム!呼ばれて近づいたら、そのままアレーとひきずり込まれた。
はまったら、ぬけだせなくなった。
この作者の作品に入れるとは思って居なかったのですが(この人を評価する人は他に居るのだから私がわざわざしなくても、程度の距離感がどうもあったのです)、つい入れてしまいました。
うーん、間違っているかも知れないんですが、今回今迄と違って、ストーリーを支える柱が二本立てになってませんか?今迄は不条理の中に僕とミカが放り込まれて終わりで、ミカは風景の一部に過ぎませんでしたが、今回は「ミカとキスしたい葛藤」柱と「牛をどうするんだ、っていうかこっちが本題だろミカじゃなくてあくまで」柱の二つがあって、その絡まり具合が絶妙だな、と。
これからもメインストーリーとミカ葛藤が絡まって行くんですかねえ。と勝手な期待を込めて一票です。
文章の詩的な美しさに魅了されました。黴の生えた魚と鱗粉のとれた蝶の対比は見事で、アイデアの勝利だと思います。本来、私はこの手の文章は苦手なんですが、その完成度の高さに一票を投じます。
今回も恐ろしく悩みました。あんまり悩んだのでその決定は本当に
他愛のない理由からです。以下の作品群に甲乙は付け難く、結局
気分で決めました。
『終わりのない旅』フォニックスさんの作風が淡くて好きです。
『正義だと思った』西名玲さんの作品は最近読んだ本や某マンガ
(おじさんとかが読むことで有名なやつ)の雰囲気があって好きだけど
僕の認識する『正義』とズレがあったので。きっと西名さんと同じ言語
感覚のお持ちの方にはたまらないでしょう。
青野さんの『再会』!そう、そうなんだよね。心に直接作用してくる
感じ。ぶっちゃけ『噛む蝶』とどっちがいいかとも、好きかとも決められない
けど、ルールのため『噛む蝶』になったというだけ。同じならどうしてだよ?
と思われるかもしれないが今回作品タイトルに 再会という文字が多かった
ので…。ホントにそれだけ。すみません。
そして『噛む蝶』。分るよ、分る。(正直万人受けは難しいだろうけど)
蝶が『噛む』という記憶。ヘミングウェイ(じゃなくてもいるだろうけど、
ヘミングウェイって確かにそういう作家だよね)の妙に心のどこかに
引っ掛かってとれない言葉。そういう心の欠片が形を持つ瞬間。
他にも面白いのあったけど、さらにタイトルが最後の一押しをしました。
ベテラン勢がいまいち弱い中で光ったのは『ワンピースの記憶』。
書けっていわれても書けないよ、なかなか。うまく言葉に出来ないけど
それは何度も読めば分ること。行間に風景が見えるかどうか、もっと
自分的表現だと光の色を感じるかどうか。でも実は今回忙しくて
四回も五回も熟読してないので。
というわけで『噛む蝶』に一票。
文学的なのですが、すらすらと物語が流れてきました。
キラキラとした蝶の体粉に包まれているのがエグくもありとても綺麗に思えました。
読み始めたときから、どんどん物語の中へ引き込まれて行き、
先を急いで読んでしまいました。
そして、空想の世界へと入って行きました。
電車の中のようす、男性の見ている景色、少女の様子まで
まるで、今、自分が彼らと同じ車両にいるかのように、感じる事ができました。
そして、彼が電車を降りる時がきても
この旅はまだまだ続くのかな、等と、空想を膨らませています。
心に残る、ステキな作品でした。
昔、教科書で読んだ「夜行列車」とかいうタイトルの小説を思い出して、懐かしい気分になった。
現実と虚構の境目を上手く表現していると思った。
ところどころに、渋い銀の輝きを感じさせるような作品でした。
うちの旦那の家での喫煙場所はもっぱらベランダなんですが、
それさえも、昨今の住宅事情では難しくなって来ているようです。
いやー。集合住宅ってのは大変です。^_^;
余談ではありますが、一般的なつくりのマンションだと、たいがい
バスルームとベランダは遠くに離れていて、とても風呂の中から誰か
を呼んだところで、まず届かないだろうなぁ……と思って読みました。
こういう作風ってとても好きです。
今回は、突出した作品を見い出せず、取捨選択に難儀したが、『ベランダ』[野郎海松さん]を推すことにした。この作品が、もっとも完成度が高いように思った。文章も構成もしっかりしていてソツがない。ベランダという空間がかもす疎外的なニュアンスは、ホタル族の例を見るまでもなく、新鮮な情景ではないし、描写もベタめ、物語はキザ、と、内容におもしろみはないが、このくらい堅実な、小説作法の基礎を感じさせるものを書ける技量は、QBOOKSのなかでは希有に思われ、なにやらこの作品の存在自体が痛快に感じられさえした。この基礎のしっかりした筆力をもってすれば、なんでもうまく書けるはずで、この作者のかたの次作に期待を寄せている。
ほかには、『噛む蝶』[Ameさん]も候補に考えた。まず蝶に咬まれるという体験からして魅力的である。しかしそれが、恋というものに内在する暴力性に結び付けられてゆく過程は、どうもコジツケのように思えなくもなかった。それでも、言葉づかいのセンスのよさで、あまり気にはさせない。あくまで論理的な面で、もうちょっと長いのを読んでみたいと思った。あと『ワンピースの記憶』[有馬次郎さん]も、言葉づかいのセンスにひかれた作品である。おしゃれである。試験会場の情景は一級品だ。ただ、ポイントはよくとも全体的にはルーズで、それが散文詩的な効果になっているのだろうが、内容がうすくなっている感はいなめない。
早く幸せになるといいよね。ちっぽけなものだけど純愛って大切ね、敵対心の克服をが願いなのか、難しそうね、、、がんばってください、、、かしこ。
すごくきれいなお話でした。
これを読んでいて、『百万回生きた猫』をちょっと思い出しました。
猫が出てくるおとぎ話は、どこか切ないものが多いような気がします。
固有名詞が、猫の“ルシア”だけだと、もっと良かったかな、と思います。
他にいいと思ったのは、
『カラス』
『道草』
『しかし、名は残らない』
でした。
かなりいい。展開に引き込まれる。ラストもいい。
印象も強い。グンバツ。
ブラックユーモア十分です。よくありがちなネタながら、魅力ある文体で最後まで一気に読ませる力がありました。
正直、今回のバトルは辛かった。
読んでも読んでも、面白い作品が無いのだ(番号順に読んだわけではない)。
これは私の個人的事情によるもので、作品のせいではないと思う。
何故なら、自分の投稿作品でさえ面白くなかったからだ。
#普通なら、どんなことがあっても自作は面白く読めるものだ
#他人がどう思おうが、自分が面白いと思う作品を投稿するのだから
が、ある作品を読んで初めて「あ、面白い」と思うことができ、
それ以降に読んだ作品はちゃんと楽しむことができた。
自作もそれなりに面白いと思えるようになった。
その作品が、今回の推薦作品である。
私の読書魂を正常に戻してくれたことに感謝の気持ちを込めて、
今回の一票をこの作品にささげたいと思う。
もしかしたら、このような事情でNO.1を決めるのもでは無いのかもしれないが、
実際、この作品より面白いと思えるものは無かったのだ。
次点として
『愛のレシピ』『グミキャンディー』
を挙げたい。
恋愛ものだ。いいな。こんなん体験してみたい(半泣)。
単純に読みやすかったし、恋愛に飢えたアタクシにはつぼでした。
うなぎさんの恋愛モノをもっと読みたい。もちろん他のジャンルも!!
29「どこでもドア」 ユキコモモさん
「アイディーア」が!「アイデア」じゃなくて「アイディーア」が!
主人公の女の子(だろ?)の元気な感じが、元気ですって書いてないのに目に浮かぶ。
タイトルが内容と無関係なのもいい。マシマロはカンケーない、本文とは関係ない、みたいな。
30「目玉」 キリハラ キリオさん
こいつはいい。これで絵が描けたら即漫画家デビュー?
なんか意味がありそうだろ? 深い意味が?
でも多分そんなことは考えてない。だから、こう言うのが嫌みなく書ける。
いいなあ。
36「雨音」 黒男さん
なんか、漱石の夢十夜みたいで好き。いい。
37「愛のレシピ」 KOYAMAさん
こういう「R指定」的なのは、ここではあまり読んだ記憶がないので、なんか新鮮。と、言うか昔散々読んだ村上龍を思い出す。しかもちゃんと書けてる。
38「2045年、大規模集積場」 羽那沖権八さん
オチが全て。うまい。なるほどそうだよなあ、と。
40「SKYSCRAPER」 紺詠志さん
こう言うのを読むと即「ブレードランナー」を連想する。
事件が起きない「ブレードランナー」。近未来の超高層ビルと雨。
ああ「ブレードランナー」
42「グミキャンディー」 ラディッシュ・さん
こういう「お母さんが多分ほぼ実話を書いたんじゃないか?」系の作品になんか弱い。
平穏無事。荒んだ心も、ほんの少し和む。
43「プレゼント」 黒ちゃんさん
連続で、同系作品かい?
こっちはさらに「ポップコーン」が効いている。
44「空の在処」 伊勢 湊さん
何も不思議なことは書いてないのに、不思議な感覚になっている。
これぞ、純文学って感じでカンドーした。
46「舞い上がる絶妙なコロネ」 てこさん
真っ白な空間と主人公と舞い上がるコロネ。これだけで半分勝ってる。
しかも最後にきっちりケリを付けてる。
最後に来て、こいつか?
で、「目玉」と「コロネ」で悩む。
でも「コロネ」の方は主人公が最初に嘘ですって表明しているから、
逃げずにやりきってる「目玉」の方にする。
今回は、目玉につけ回されることにします。はい。
わずか1000文字で過去から現在までの長い時間が見事に表現されていると思いました。自分にも過去に似た経験があるので、感情移入して読めました。
自分は約束の場所に行ったのに、とっさに彼女の気持ちを察して「実は自分も行ってなかったんだ」という辺りは彼の頭の良さと優しさの現れなのでしょう・・。
そしてそれを嘘ととっさに見抜く彼女の鋭い観察力と敏感な心、この2つがたまたま出会って、いわば必然的に、いわゆる恋愛(不倫)関係に発展したのでしょう・・。
この先の2人の展開を読んでみたいと思いました。
自分がこういう作品に投票するとは思いもよらなかったのですが。
このスキのなさはやっぱり男性が書くからかなあと思いました。
女にはああいう風に書けません。少なくとも私には。
次点は「雨音」黒男さん、です。結構悩みました。
今回は読み応えのある作品が多かったです。
あと、「オキャーマ君にはぜひ別枠を設けて連載を」という野郎海松さんのご意見には大賛成。この方別格ですってば。
上手いな・・・と思った作品は他にも数点あったのですが、オチのパワーですね。最後の一言でドンと落とせるのはすごいです。話の内容も好みです。こーゆーの好きです。
オチで言えば『牛のことで』も見事でしたが、こっちの作品に惹かれてしまうのは私がブラックだからなのでしょうか・・・
どの作品も今ひとつ不発です。良いと思ったのは『SKYSCRAPER(紺詠志さん)』『ベランダ(野郎海松さん)』『2045年、大規模集積場(羽那沖権八さん)』『事なかれ主義でもなし(村玉さん)』『あめゆじゅとてちてけんじゃ(るるるぶ☆どっぐちゃん・さん)』。
しかしいずれも何かしら好みでないところがあって絞れません。上手と思うだけにかえって些細な点が気になってつらいのです。そこで皆さんには悪いけど、逆に難は多いが強い印象を与えて、面白かった『グミキャンディー(ラディッシュさん)』を推します。
バトルの各作品の中でも、触感という官能を扱うものはあまり多くありません。自身の反省も含めて言えば、多くの作品は主人公を取り巻く状況を理屈と視覚と聴覚、あとはせいぜい寒いとか痛いとかその程度の表現で組み立てがちです。しかし彼の置かれた環境とは彼の五体に対する作用の全てであり、リアリティが求められる場面には感覚表現が重要かと私は思います。読者は単に観客ではない。
この作品が記憶に残ったのは、感覚だけに終始しているからでしょう。それが意図されたものかどうか分からないし、小説としては評価しがたい作品かも知れませんが、しかしそういう見方で注目されてもよいと思います。それにどうせ1000字小説は特殊文学です(おい)。
プヨン・プギュ・グギィ・グジャは、これだけでグミキャンディの属性の八割を語ったと言ってよいでしょう。噛む前の唇や舌での感触が描かれておらず、ブドウに似せて、とかミカンの房の形、などとビジュアルに振っているのは残念。しかもそれがグミを愛でるでもなく単なる説明に過ぎないので弱い。前半でグミをとことん愛してこそ、子供を喰う、もとい、噛む悦びも伝わるというものです?
以下、「何かしら好みでないところ」ごめんなさい5連発。
『SKYSCRAPER(紺詠志さん)』
リアルな情景描写がとても良いです。主人公は落ちている鉄くずと同様に死んでる。どん底の街に組み込まれてしまったようなその無気力ぶりが描きたかった所かもしれませんが、私は今はそんな気分で無かっただけ。ごめんなさい。
『ベランダ(野郎海松さん)』
街や空の描写が、やや凝りすぎで浮いているように思われました。『あと少し考える』僕の姿勢には好感をおぼえます。ごめんなさい。
『2045年、大規模集積場(羽那沖権八さん)』
一言で落とす話を書くのは技術を要すると思いますが、贅沢かつ無粋な読者にはサービスの出し惜しみとも感じられます。『新しい学校建てます』から始めてもいいじゃありませんか。はい、私が欲深なのは認めます。ごめんなさい。
『事なかれ主義でもなし(村玉さん)』
殴り続ける弱者に殴られ続ける俺というのはかなりいいけど、俺、少し余裕持ちすぎではないでしょうか。暴力慣れしているというわけでもなし。私の経験不足かもしれませんが、そのへんのリアリティに難を感じました。ごめんなさい。
『あめゆじゅとてちてけんじゃ(るるるぶ☆どっぐちゃん・さん)』。
内容は美しいのに、気持ち悪くて受け付けなかった。無味無臭の美しさだけ、でないのがこの方の魅力なんですが。ごめんなさい。
短いシーンの中に色んな想いが詰っていて読み心地がよかった。文章の安定感と読み始めの自然な処はいつも見習わなければと思ってしまいます。女性の雰囲気が良く出ていて良かったと思いました。
タイトルが納得いかない気もするが・・・。
次点制度がなくなったようだが、自分は続けようと勝手に決める。
よいと思った作品は次の3作品
「2 純愛の行方」「21 ベランダ」「23 事なかれ主義でもなし」
「純愛の行方」は「おしゃれすぎてわけわからん」と思う。文章はうまくないのだが、スタイリッシュ。言葉の選択がうまいのか。
「ベランダ」これまたコジャレた話だ。だが、星空をみて、詩人にならない男はいるのか? 主人公がぼーっと夜空をみている姿が想像できる。そして、それは自分かもしれない。
「事なかれ主義でもなし」途中まではとてもよかった。『あんた、幸せか?』このセリフが好きではない。多分中年親父のパンチだし、主人公が抵抗してないということは、たいした力ではないのだろう。黙って殴られながらオッサンを観察する。どう見てもこのオッサンは幸せそうではない。そんなオッサンに「あんた、幸せか?」というセリフは、いくら主人公が役者(志望)でもクサすぎる。事なかれ主義『でも』ないのだから、もっと普通なセリフがいいと思う。
悲しいことに票を入れるほどピンと来るもの今回の作品群にはなかった。
よって該当作なし。